「（『んぐっ！』...いや、いかん、いかん。『んぐっ！』してしまうなんて！あ、どうして、こんなことになっているんだ？）」
と、ビエール・トンミー氏は、股間を抑えながらも我に返り、友人のエヴァンジェリスト氏に、コトを糺すiMessageを送った。
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「確かに、ワテは、『風吹』研究家やけど、なんで、『大林宣彦』はんの映画のことをアンタと話さなあかんのや？」
「そりゃ、『綾瀬はるか』いう芸名の由来を説明する為じゃないねえ」
「そないなこと、ワテ、『綾瀬はるか』いう芸名にも、『綾瀬はるか』自身にも興味あらへんで。なのに、なんで『綾瀬はをるか』のこと話してくんのや？」
「アンタあ、勝手じゃねえ。アンタが、『新島八重』のこと話してきたんじゃないええ。『新島八重』をNHKの大河ドラマ『八重の桜』で演じたんが、『綾瀬はるか』じゃったんじゃけえ」
「そこや！なんで、『新島八重』なんや？」
「『新島襄』以外の『新島』さんは、『新島襄』の奥さんの『新島八重』しか知らんけえよね」
「やからああ、なんで『新島襄』はん以外の『新島』さんを探さなあかんねんな？」
「じゃって、建てたんは、『新島』さんじゃけど、『新島襄』じゃあないんじゃろ？」
「建てた？何を建てたんや？『同志社』を建てたんは、『新島襄』はんやで」
「なんねえ、アンタが云うたんよ、渋谷の『モアイ像』を建てたんは、『新島』じゃあ、とのお」
「ああ、せやったなあ。でも、『デジタル・ハンター』のアンサンらしゅうもないで。2つ、間違うてるで。先ずやな、渋谷にあるんは、『モアイ像』やあらへん。『モヤイ像』や。そのことは、さっきも、云うても、もうかなり前やけど、云うたやろ」
「ああ、そうじゃたねえ。ようよう話がそこまで戻ったのお。もう話とる途中で、『スライダー』投げんさんなよ。アンタあ、『オータニさん』の大ファンなんは知っとるけど」
「おお、『オータニさん』の『スライダー』は確かに凄いで」
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「（そうだ。ボクは、野球のことは余り詳しくはないけど、『オータニさん』の『スライダー』の凄さは分るんだ）」
と、ビエール・トンミー氏は、2023年のWBC決勝のラストで、『オータニさん』が『トラウト』を『スライダー』で三振させた場面を思い出した。
（続く）
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