チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】（その371）

 

「（でも、アイツだって、今やスポーツ名門校として『広島皆実高校』を母校として誇ることしかできないんだ）」

と、ビエール・トンミー氏が未だ『広島皆実高校』に囚われていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、『広島皆実高校』からも『崇徳高校』からも遠くかけ離れているような言葉のiMessageが届いた。

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「『デ・コンポステーラ』よおねえ。あ、間違えんさんな、『デコポン』じゃないけえね」

「アホ、間違えるかいな」

「『デコポン』は柑橘系じゃけえ」

「確か、『出べそ』が付いたみたいなやっちゃな」

「ほうよねえ。アンタあ、ネブリんさんなよ」

「アンサン、ほんまアホちゃうか。誰が、ヘソを舐めんのや」

「アンタあ、変態じゃけえ、『相手』の『へそ』を舐めたりするんじゃないん？」

「あんなあ！エエ加減にしいや！」

「あ、でも、ワシ、アンタが『へそ』をネブると思うたんじゃないんよ。云い方が悪かったかのお。『ネブリんさんなよ』いうんは、『ネーブル』と間違えんさんな、いうことじゃったんよ」

「どこが云い方の問題なんや。態と勘違いさせてんやないか！それに、どこでどう、『ネーブル』と間違えんのや」

「でものお、アンタあ、知っとるじゃろうけど、『ネーブル』（navel）は、英語で『へそ』じゃろ」

「あ？ああ、せやな」

「『ネーブル』（ネーブル・オレンジ）にゃあ、『へそ』があるけえ、『ネーブル』（navel）いう名前になったんじゃろ？それで合うとる？」

「え？ああ、せやで」

「でも、『ネーブル』の『へそ』は、引っ込んどるけえ、『ヘべそ』で、『出べそ』の『デコポン』とは違うけえ」

「ああ、もうエエ。『デコポン』でも『ネーブル』でも、『出べそ』でも『へべそ』でもどっちゃでもかまへんがな」

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「（アイツ、『ネーブル』（navel）が英語で『へそ』を意味していることを云いたかっただけなんだ。『デコポン』か何か知らないが、それをデジタル・ハンターしている時に、たまたま知っただけなんだろうが）」

と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の勿体をつけた言動の秘密を見事、看破して見せた。

（続く）