「(ボクは、アイツが妄想するように、『ホタテ』でオゲレツな意味の『んぐっ!』することはないが、『ホタテ』は大好きだから、食べる時には、そう、『んぐっ!』と喉を鳴らすことはある)」
と、ビエール・トンミー氏が、『ホタテ』のバター醤油焼きの香りと味とを、鼻と舌とで思い出していると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、オゲレツの世界に引き戻すiMessageが届いた。
====================================
「『ホタテ』は、そうように聖なるもんなんじゃけえ、アンタあ、これからは『マドレーヌ』食べる時にゃあ、『武田久美子』の『貝殻ビキニ』を思い出して、『んぐっ!』なんかせんと、厳かな気持ちを持たんといけんよ」
「あんなあ、『ホタテ』から『貝殻ビキニ』を連想したんは、アンタの方や。アンタこそ、もうちと清らかな心いうもんを持たなアカンで。それに、『ホタテ』いうよりも、なんで『マドレーヌ』を食べるちゅう話になんねん?」
「あ~あ、ようやっと話がそこまで戻ってきたんじゃね」
「ワテ、ほんま怒るでええ!」
「なんでもなんも、アンタが、『ロスした時間を返して欲しいわ』云うたじゃろうがいねえ」
「ああ、なんでそう云うたか覚えてへんが、アンサンがどうでもエエ話を、それもどんどん寄り道して行く話ばっかししてくるもんやさかい、無駄な時間を過ごさせられたと思うたんは間違いないで」
「じゃけえ、『ロスした時間』を取り戻したいんじゃったら、紅茶で『フィナンシェ』を食べるんじゃないで、云うたんよ」
「アンサンが、そこで『フィナンシェ』を出してくるさかい、話があっちゃの方に行ってまうんや。要するに、紅茶で『フィナンシェ』を食べるんやのうて、『マドレーヌ』を食べろ、ちゅうことなんやろうけど、どっちゃにしても意味不明や」
「『マルちゃん』よおね」
「は?『マルちゃん』?『マルちゃん』は、カップ麺だけやのうて、『マドレーヌ』なんかのお菓子も出してんのか?」
====================================
「(ボクは、カップ麺をあまり食べないし、『日清食品』以外のカップ麺の会社のことは、よく知らないからなあ)」
と、首を捻りながらも、ビエール・トンミー氏は、『日清食品』の『カップヌードルルミュージアム』に行き、カップヌードルを自分で作り、それをその夜、食べたことを思い出した。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿