「(アイツが、漢字の言葉をカタカナに変換してきた時は、要注意だ)」
と、ビエール・トンミー氏の頭の中で、『弾』と『タマ』との2つの蛍光サインが、交互に点滅していると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、またまたカタカナ用語のiMessageが送られきた。
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「ワシ、『サセン』じゃあ思うんよ、『BS松竹東急』、『BSよしもと』、『BSJapanext』は」
「はああ?アンサン、何、云うねん?さっき、『BS松竹東急』、『BSよしもと』、『BSJapanext』は、『右旋』や云うたばかりやないか」
「云うたで」
「おお、開き直りか」
「違うけえ。『BS松竹東急』、『BSよしもと』、『BSJapanext』は、『BS界』では新参もんじゃろ?」
「元々、そないなBS局知らへんかったさかい、何とも云えへんけど、ワテが知らんかったんは、以前はのうて、最近、でけたBS局やからやろな」
「じゃろ。『BS松竹東急』、『BSよしもと』、『BSJapanext』は、『BS拡張チャンネル』で『右旋』になっとって、アンテナとかブースターとか分配器がこれに対応しとらんと(従来からのBSチャンネル、つまり、『左旋』しか対応しとらんと)映らんのよ」
「面倒臭いチャンネルやな」
「要するに、従来からのBSチャンネルの仲間に、つまり『左』側に入れてもらえんで、入ると同時に、『右』側に『サセン』(左遷)されたようなもんじゃないねえ」
「『右旋』(ウセン)で『左遷』(サセン)やて。け!つまらん駄洒落や。ワテ、アンサンの御託に付合うとる暇あらへんのや」
「アンタあ、ドラマの『白い巨塔』のこと、語りたんじゃろ?」
「ああ、せやで」
「じゃけえ、『左遷』のこと、云うたんよ」
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「(くどい!また、『サセン』か!今、アイツの御託に付合うとる暇はない、と宣言したばかりじゃないか!アイツの『つむじ』は、左巻きか!?)」
と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のもうかなり薄くなっているであろう『つむじ』が台風の如く左に大きく渦巻いて、自分に向ってくるような感覚に襲われた。
(続く)
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