「(アイツが、『内田有紀』の名前を出してくるからだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に罠に嵌められたことを悔いながらも、その罠によって微かながら生じた自身の股間の『異変』に目を落としていると、エヴァンジェリスト氏から、その股間を見透かしたかのようなiMessageが届いた。
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「そろそろオゲレツな股間を触るんはやめて、話を戻そうやあ」
「え!なんやて!触ってへん、触ってへんで!」
「ほうかのお?なんか、股間の様子がおかしいような気がするんじゃけど」
「おかしいことなんか起きてへんで。『異変』なんか起きてへんで。それに、アンサンが、話をオゲレツに持って行ったんやがな。ま、エエわ。せや、話し戻そうやないか。問題は、『財前五郎』=『田宮二郎』やないとアカン、いうことや」
「『東政子』は、どうなん?」
「ん?『東政子』?」
「『北条政子』でも、『おとうちゃ~ん!』の『大屋政子』でもないけえね」
「あんなあ、アンサンがしつこいんは、アンサンと出会った高校の頃から知っとったけど、ほんま、しつこ過ぎるでえ。『大屋政子』はんのことは、前にもアンサン、妙ちくりんなアイコラ披露する為に、無理矢理、持ち出してきたやないか」
[参照:チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その26)]
「ほいじゃけど、『くれない会』副会長の『東政子』は、『北条政子』にも『大屋政子』にも負けん強烈なキャラクターじゃないん?」
「『くれない会』?ああ…」
「『ギブミー、チョコレート!』の会じゃないんよ」
「へ!『チョコレート、くれないかい?』かいな。つまらんシャレや」
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「(アイツ、アイコラ作りの為、無理無理、どうでもいいことを持ち出してくるんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、冷ややかな視線を、iMessageの先にいるアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
(続く)
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