「(『ギブミー、チョコレート!』のチョコレートは、確か、『ハーシー』が作っていたはずだ。あ!いかん、いかん。余計なことを云うと、アイツ、また話をあらぬ方向に持って行ってしまう)」
と、ビエール・トンミー氏は、一旦は、自身の知識の深さを披露しかけたが、冷静さを取り戻したiMessageをアイツこよ友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
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「ああ、分ってまんがな。『白い巨塔』やな、『東政子』はんも」
「ほうよねえ。で、どうなん、『東政子』は?」
「どうもこうもないで。『東政子』はんは、教授夫人や」
「ワシが訊いとるんは、『えみこ』と『あつこ』と、どっちがエエかなんよ」
「んん?『えみこ』と『あつこ』?」
「あ、『えみこ』いうても、『上沼恵美子』じゃないけえね。ワシ、兄嫁(『ヒモくん』の奥さんじゃ)から、『関東の上沼恵美男』と呼ばれたことがあるんよ」
「なんや、それ?ま、どうでもエエことやけど」
「あれ?アンタあ、もう忘れたん?どこかのBlogに書いてあったけど、大阪出身の『上沼恵美子』は、大口を叩くことで有名で、例えば、大阪城は自分が所有しとるとかの大口発言しとるじゃろ?」
「そりゃ、知らへんけど。『上沼恵美子』は確かに、そないな感じやな」
「で、ワシも大口を叩くけえ、『関東の上沼恵美男』なんじゃと」
「アンサン、大口を叩く、いうより、オゲレツ口を叩く、やと思うけどな」
「なんで『関東の上沼恵美男』か云うたら、ワシ、『ヒモくん』夫婦に、稼いで軽井沢と鎌倉に別荘を持とうと思う、云うたことがあるんよ」
[参照]
「持ったらエエがな。ワテも泊らせてもらいに行くで」
「『ああ、いつでも使ってえや』と、『ヒモくん』夫婦にも云うたんよ。『シドニーにも持つけえ、そっちも』とものお」
「おお、ワテも、シドニーにも行くで。カンガルーとコアラ見るんや」
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「(そういえば、そんな戯言を読まされたような気もするが、あんなくだらんBlogのことなんかいちいち覚えてないからなあ)」
と、ビエール・トンミー氏は、頭の片隅の片隅に少しだけ引っかかりのようなものを感じ、その引っかかりをピンセットで取り出してふっと吹き飛ばすように、唇を窄め、息を吹いた。
(続く)
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