2024年3月21日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その434)

 


「(どこから、『白い巨塔』から『哀れなるものたち』へと話が逸れていったのか、もう分らないが、)」


と、ビエール・トンミー氏は、話が逸れていったのは、友人のエヴァンジェリスト氏が自身について『哀れなモンなんじゃろうか』と云ったことから、最近見た映画『哀れなるものたち』を自分が連想したからであったことを思い出せないでいると、エヴァンジェリスト氏から急かすようなiMessageが入ってきた。



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「要するに、アンタあ、『岡田准一』と『沢尻エリカ』とが、アナイナことやコナイナことしとる『2019年版』の『白い巨塔』には興味はあるけど、見とらんけえ、『1978年版』と『2003年版』とについて語りたいんじゃろう?で、要するに、『田宮二郎』と『唐沢寿明』とどっちがエエん?」

「『1978年版』と『2003年版』と両方見た感想は、『財前五郎』は、やっぱり『田宮二郎』はんや」

「『唐沢寿明』じゃ、『田宮二郎』にゃあ敵わんじゃろ。ワシの憧れの人じゃけえね。じゃけえ、ワシ、『田宮二郎』の猟銃自殺のニュースを聞いた時のことを覚えとる。確か、田舎(波多見)に帰るクルマの中でラジオのニュースで聞いたんじゃ。ショックじゃった。ワシ、結構、精神的には強い人間なんじゃけど、ありゃ、ショックじゃった」

「そやった。アノ事件は、最終回の前やったさかい、視聴率凄かったでえ」

「死に方は違うんかもしれんけど(『財前五郎』は、ガンで亡くなったんじゃろ?)、ドラマを地で行った感じなんは、なんか、やっぱり『田宮二郎』は凄いのお。原因は、『M資金』とか『植毛』とか云われとるみたいじゃけど」



「他の役者も、『1978年版』の方がエエで。こないな感じやで。


1979年版 →  2003年版

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山本学 →  江口洋介

中村伸朗 →  石坂浩二

小沢栄次郎 →  伊武雅刀


どや?」

「ワシ、どっちも見とらんし、原作も読んどらんけど、『里見』は、ほうじゃねえ、やっぱり『山本学』じゃろうねえ」

「『里見』?あ!『左遷』された『里見』て、ああ、『山本学』が演ってた役や。ようよう判ったで」

「テレビドラマ『白い巨塔』は、『1978年版』、『2003年版』、『2019年版』以外にも、『1967年版』(『財前五郎』は、『佐藤慶』)、『1990年版』(『財前五郎』は、『村上弘明』)、『2007年の韓国版』(『財前五郎』いうか『チャン・ジュンヒョク』は、『キム・ミョンミン』)もあるらしいんじゃけど、やっぱり『田宮二郎』がエエ」

「『韓国版』まだあったんかいな。アンサン、さすがのネット師や」


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「(へええ、『田宮二郎』の『1978年版』が最初だと思っていたが、『1967年版』があったのかあ)」


と、ビエール・トンミー氏は、『1967年』は宇部市『琴芝』から『広島市』に引っ越した、まだ戦後の跡の残る年であることを思い出し、『1967年版』の『白い巨塔』について、自然とモノクロの映像を思い浮かべた(実際、『1967年版』の『白い巨塔』は、モノクロ放送であった)。


(続く)






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