「(アイツ、何かあると、すぐに金、金、と自分の貧乏をウリにしているが、ボクだって、金を無尽蔵に持っている訳じゃないんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、大きな買い物をする時には、妻の厳しい審査を受けなかればならないことを思いながら、『天窓』を付けた際の自身の心理を語るiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
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「要するに単位の問題なんや。家を建てる時は異常心理で、10万円、ヘタすれば50万円単位で物事を考えとったんや」
「ワシなんか、単位じゃのうて『基準』なんじゃが、100円かどうかが問題なんよ。ワシ、出来るだけ物を買うんなら、100円ショップで、と思うとるんよ。今は、大体の物が100円ショップで買えるけえね。たまに、100円じゃのうて、300円とか500円、1000円のもんもあって、そうようなもんも買うけど、それも普通の店じゃったら、もっと値段が高いけえのお」
「ワテ、Excelで細かく費用を管理してたんやけど、20万円や30万円単位で費用が増えても、Excelの長い数字の列の右側の数字が変わるだけで全体の数字は全然変わらん(ように見えた)さかい気ィにせんという異常心理やったんや」
「アンタあ、オナゴ見る時も異常心理なるけえ、気を付けんさいよ。なんかあったら、まあ、ワシ、『小菅』に面会に行ったるがのお」
「ああ、アンサン、『小菅』に面会に行った経験あったんやったなあ」
「ほうでえ。あたらしゅうなった『小菅』はどうか知らんけど、当時(1985-1986年頃)は、中に入ったら、なんか病院におるみたいに、やけにクレゾールみたいなもんの臭いがしたんを覚えとる」
「経験者しか知らん情報やな。参考になるで。いや、ちゃう、ちゃう、なんで、そないな情報が、ワテの参考になるねん!」
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「(危ない、危ない。危うく服役者になることを前提にするところだった)」
と、ビエール・トンミー氏は、誰が見ている訳でもないのに、大きく、大きく頭を左右に振った。
(続く)
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