「(『スター・ウォーズ』も、そこに出ていた『ヨーダ』もどうでもいい。興味なんかないんだ。アイツだって、そうじゃないのか?アイツ、そもそも『スター・ウォーズ』なんて観たことすらないだろうに)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が、『スター・ウォーズ』の『ヨーダ』を持ち出してきた意図を図りかねていると、エヴァンジェリスト氏から、『ヨーダ』への無関心を諾うiMessageが入ってきた。
====================================
「ワシ、『スター・ウォーズ』観たことないし、じゃけえ、そこに出とるらしい『ヨーダ』のことも知らんのんよ」
「やっぱり、そうかあ。せやないか思うたんや」
「ワシが『逆じゃったけど』云うた『ヨーダ』は、『The Asian Wall Street Journal』の人じゃったんよ」
「またいきなり想像もせえへんかったもん持ち出してくるなあ」
「そうなんよ。ワシも想像もせんかったんよ。まさか、『ヨーダ』さんが、外国人じゃったとはのお。少のうても、『The Asian Wall Street Journal』の『ヨーダ』さんは、見た目は、所謂、欧米人じゃったけえ」
「なんで、その『ヨーダ』はんのこと、外国人やと思わへんかったんや?」
「じゃって、会う前に電話で話した時は、極めて、云うか、日本じゃないかもいう疑いを1ミリも持たせるようなこともない、極々普通の日本語を話しとってじゃったんよ」
「そりゃ、日本生れで日本育ちの外国人はんかているやろから、そないな人は、ネイティブな日本語を話すんとちゃうんか」
「でも、名前が『ヨーダ』なんよ」
「それがなんや、ちゅうねん」
「アンタも、『琴芝』時代、日本人なのに、『ジェームズ・ボンド』みたいな少年(外国人みたいな美少年)と思われたとったんじゃろ?それと同じように、『上別府』(ウエンビュ~)さんが外国人みたいな名前にきこえるのに普通の日本人じゃった、いうんと逆なんよ、『ヨーダ』さんは」
(参照:【ゲス児童】『くしゃれ緑』な『ウンギリギッキ』(その29)[M-Files No.5 ])
「どこが逆やねん?ワテが、『ジェームズ・ボンド』みたいな少年と見られとったんは事実やけど」
「『ヨーダ』いうたら、『要田』くんじゃろうがあ。アンタあ、知っとらんの?」
「はああん?知るかいな」
====================================
「(ああ、覚えないぞ。ボクの人生の中で、『要田』という人に会ったことはない)」
と、ビエール・トンミー氏は、頭の中で自分の来し方を、俗な表現ではあるが走馬灯のように振り返ってみた。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿