「(『笑福亭松之助』って、落語家みたいな名前だけど、ドラマで『将軍』役でもしたことがあるのか?『中村梅之助』は、なんだか歌舞伎役者な感じだけど、『不良』役で有名なのか?あ!いかん、いかん。そんなことどうでもいいんだ)」
と思ったビエール・トンミー氏は、機先を制するiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
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「あんなあ。ワテ、『笑福亭松之助』も『中村梅之助』も、どうでもエエんや」
「ワシ、もう、『笑福亭松之助』のことも『中村梅之助』のことも話しとらんよ」
「けど、『将軍』とか『番長』とか…あ、いらん、いらん。説明せんでエエ」
「『将軍』いうたら『暴れん坊将軍』の『松平健』じゃし、『番長』いうたら『不良番長』の『梅宮辰夫』じゃろうがいねえ」
「説明せんでエエ、云うたのにい」
「『松平健』と『梅宮辰夫』とじゃったら、『梅宮辰夫』はもうこの世におらんけえ、招聘するんは難しい、いうことで、まあ、『松<梅』いうことになるんかもしれんねえ」
「アンサン、ほんま強引やで。要するに、今度のベンツは、購入価格(車両価格+オプション価格+税金)で比較するとやな、『松<梅』となって、何と最上級グレードの『松ベンツ』の方が『梅ベンツ』より価格が下になってまう、いうことなんや。『松= 梅-28万円』やねん」
「おお、厚生年金の平均受給額(14万円/月)の2ヶ月分の差なんじゃね」
「で、ここまでが『冷静に』の部分で、『血迷った』んはこらからや」
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「(アイツ、今度は、年金額から、自分の生活の窮状の話へ持って行きたいんだろうが、そうかさせん!)」
と、ビエール・トンミー氏は、自身の意志の強さを歯をくいしばり、両の口の端を横にぐいっと引き縛ることで示して見せた。
(続く)
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