「(アイツ、今度は、その『アラン・ケイ』とやらの愛車がベンツではないか、とでも必死になって調べているんだろう)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の所業を予想していると、『アラン・ケイ』の愛車情報を見つけられなかったからなのか、珍しく観念したようなiMessageを入れてきた。
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「ワシ、どっちにしても、『アラン・ケイ』の電話番号もメール・アドレスも知らんけえ、アンタのベンツEクラス購入のことを『アラン・ケイ』に話したりせんよおね」
「『石原まき子』はんが、アンサンの電話番号知らへんかったさかい、アンサンに『石原プロ』入りの勧誘できへんかった、いうんと同じ理屈やな」
(参照:【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その182])
「なんか、巷の噂では、『まき子』夫人は、ワシを『石原プロ』に入れたかったらしいのお」
「アンサンが出した噂やろ。それにしても、『アラン・ケイ』はんの知り合いでもあらへんくせに、アンサン、ようもまあ、『アラン・ケイ』はんのことに触れてくるなあ」
「ワシ、今は、『アラン・ケイ』のことを話すよりも、アンタのベンツEクラス購入のこと、どう『血迷うて』購入したんか、知りたいんよ」
「おお、そこやで。『理想のEクラス』に装備するには、『梅』やと、オプション(1)~(7)が必要なんねやけど、そうすると、エコカー減税なんかも含めてみると、何と最上級グレードの『松ベンツ』の方が『梅ベンツ』より価格が下になってまう、いうことなんや。『松= 梅-28万円』やねん」
「その話、もう聞いたで。アンタ、繰り言が多うなったのお。歳のせいか?大丈夫か?」
「アンサンが、話の腰を折るからやないか」
「ワシ、『ブルーノ』じゃないけえ」
「はああん?『ブルーマ』?」
「やめてえや、オゲレツに話を持っていくんは!」
「いや、『ブルーマ』のどこが、オゲレツなんや?」
「アンタあ、若い娘が好きなんは知っとったけど、『ブルーマ』を履いた女学生が好きじゃったとはのお」
「ちゃう、ちゃう。ワテが若い娘好きなんは、そん通りやけど。『ブルーマ』を履いた女学生いうたら、子どもやないか。ワテ、ロリコンやないで」
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「(ボクは、確かに、若い娘好きだし、変態でもあるけど、それはない)」
と、ビエール・トンミー氏は、頭の前に、iPhone14 Proを持たぬ左手を上げ、左右に振って、意図せず脳裏に浮かんできた『ブルーマ』を履いた女学生の像を振り払った。
(続く)
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