「(だけど、どうして、所轄とか『小菅』とかの話になったんだ?...あ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、話の展開(というか脱線)を思い出し、話を元の軌道に戻すiMesssgeを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
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「異常心理や」
「どしたん、また急に?アンタが、オナゴを見る時に異常心理になるんは、云わんでも知っとるで」
「ちゃうねん。ワテ、家を建てる時は異常心理になっとって、10万円とか50万円単位で物事を考えとったことを云うてたんや。それで、商品価格もメンテナンス費用も高額なベルギー製の『天窓』付けてもうたんや」
「『♩てんま~ど、た~か~い、ベルギ~い製』、じゃね」
「けど、年金老人になった今は、後悔の日々や。歳とるにつれ、1万円単位で考えるようになって、それが千円単位になって、今は物事を百円単位で考えるようになっとるんや」
「そりゃ、まだまだ金持ちの思考じゃ。ワシなんか、金がかかるかかからんか、が基準じゃけえ」
「天窓みたいにその後大いに反省することはあったけど、屋根を瓦にしたのは正解やったで」
「屋根を瓦にするんは、正解なん?」
「ああ、正解やで。なんか文句ありげやないか?」
「文句じゃないんじゃけど…」
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「(人間、『文句じゃないんじゃけど』と云う時は、『文句があるんだけど』という意味だ)」
と、博識なビエール・トンミー氏は、心理学者然とした理解をした。
(続く)
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