「(なんで、アイツのケツのことを話さないといけないんだ?)」
と思いながら、ビエール・トンミー氏が、自らの尻になんだかむず痒さを感じ、片尻を上げ、iPhone14 Proを持たぬ左手で掻いていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、懲りぬ尻メッセージ(SiriMessage)が入ってきた。
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「まあ、当然、ワシの尻より『豊丸」の尻の方が良かったんじゃろうのお」
「やからあ、ワテ、その『豊丸』はんのこと、知らへんて」
「アンタとは『変態』同士いうことで、『豊丸産業』の方は知っとる、いうことなん?」
「益々、意味不明や」
「え?『豊丸産業』は、『パチンコ機製造・販売』の会社じゃろうがいねえ」
「ワテ、パチンコもせえへん」
「ワシもよう知らんけど、凄い革新的な製品を出していっとるけえ、『変態メーカー』云われとるらしいじゃないねえ」
「どうでもええことや」
「そうかあ、やっぱりAV女優の『豊丸』(とよまる)の尻の方がエエんじゃね」
「そないなAV女優のことなんか、ワテ、知っとる訳あらへんやろ」
「本名の『豊丸愛子』(ゆたかまる・あいこ)なら、知っとったん?『豊丸』いう苗字は、元々は、都城あたりにあるもんなんらしいいんよ。AV女優の『豊丸』は、鹿児島県出身らしいんじゃけど、都城は今、宮崎県じゃけど、明治時代、鹿児島県になったり、宮崎県になったりしたところなんじゃけえ」
「アンサン、またまた無理無理、デジタル・ハンターしたんやろなあ」
「ありゃ、アンタ、やっぱり『豊丸』のこと、知っとったんじゃねえ。ほうなんよ。『豊丸』のこと、普通に調べても(Wikipediaなんかじゃ)、本名は簡単に分からんのよ」
「ご苦労なこっちゃな」
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「(ホント、ご苦労なことだ。まあ、不要な苦労だが)」
と、ビエール・トンミー氏は、皮肉の笑みを頬に浮かべた。
(続く)
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