2024年7月25日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その560)

 


「(仮にどんなに衝撃的でも、『上別府』の読み方なんか、どうでもいい)」


と思ったビエール・トンミー氏は、ケリをつけるかのような投げやりなiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



====================================


「あんなあ、『上別府』が、『ウエ~ン、ビュ~!』でもなんでも、かめへんねん」

「ありゃ、アンタあ、人が悪いのお。知っとったんじゃね!」

「はれ?」

「そうなんよ、『ウエ~ン、ビュ~!』なんよ」

「もう泣くのはヤメレ」

「じゃけえ、ワシ、泣いとらん云うとるじゃろ。アンタの云う通り、『上別府』は、『ウエンビュ~』なんよ」

「え?ま、まさか、『上別府』は、『ウエンビュ~』と読むんか?」

「さっきからそう云うとるじゃろ。でも、『上別府』が、『ウエンビュ~』でもなんでも、アンタあ、どうでもええんじゃろ?」

「ほんまに、『上別府』は、『ウエンビュ~』と読むんか?考えられへん。まるで、外国人みたいやないか」

「『ヨーダ』は、逆じゃったけどのお」

「『ヨーダ』?...んん?どっかで聞いたことあんような気もせえへんでもないけど」

「アンタ、どっちの『ヨーダ』のこと、思うたん?」

「どっちの『ヨーダ』?」

「緑色の方なん?」

「緑色?...んん?あ…ああ。そういうたら、なんかそないな感じやったんやろか?」

「アンタあ、『スター・ウォーズ』の『ヨーダ』のこと、思うたんじゃね」



「ああ、ワテ、『スター・ウォーズ』のことはよう知らへんけど、あれに出てたんか、その『ヨーダ』はんは?」


====================================



「(あ?!なんで、そんな質問してしまったんだ?)」


と、ビエール・トンミー氏は、既にしてしまっている質問を今更ながら止めるように、自らの口を、iPhone14 Proを持たぬ左手で抑えた。


(続く)






0 件のコメント:

コメントを投稿