「(うーむ、だけど、一体、どうして『式年遷宮』なんて話になってきてしまったんだ?)」
と、ビエール・トンミー氏が、話の展開の渦に自らの位置確認ができなくなっていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、更なる屈辱的なiMessageが入ってきた。
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「アンタあ、もういい加減オゲレツはやめて、本来の話に戻してくれん?」
「本来の話?ワテ、なんの話してたんやったか…?」
「しっかりしてえや。『松』さんよおね」
「『松』さん?」
「あ、『松』さんいうても、『松たか子』じゃないで」
「なんで、ワテが、『松たか子』のことなんか話すねん?」
「『おそ松さん』でもないでえ」
「『おそ松くん』なら知っとるけど、『おそ松さん』なんて知らへん」
「ワシも見たことないんじゃけど、『おそ松さん』は、『おそ松くん』たち6人兄弟が大人になった想定のテレビ・アニメなんよ」
「知らんがな」
「『マツケンサンバ』の『松平健』でもないけえね」
「『じゃない』もんのことは、ヤメレ」
「その通りじゃ。『松たか子』は、『ボルボ』に乗っとるみたいじゃし、『松平健』が乗っとるんは、『レクサス』じゃないかあ、と云われとるけえね。『おそ松さん』たちは、20歳過ぎてもニートじゃけえ、クルマなんか持っとらんじゃろうし、みんな、ベンツとは関係なんかないじゃろうのお」
「はあ?なんで、いきなりベンツになんねん?...あ!」
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「(そうかあ、ベンツか。いや、ベンツだったんだ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、iPhone14 Proを持たぬ左手で、自らの膝をポン!と、如何にも『合点』といった仕草をとった。
(続く)
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