2024年8月5日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その571)

 


「(いやいや、違う、違う。問題は、『人間発電所』からの『ウエンビュ~』とかなんかじゃないぞ。じゃあ、何だ?)」


と、ビエール・トンミー氏が、真の問題を思い出そうとしていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、まさかなiMessageが入ってきた。



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「そうよお。ワシ、本当に疲れるでえ」

「はあ~ん?!何やてえ!」

「ワシ、今年の夏も暑い中、『スーパー・マン』の仕事して、それでのうても疲れとるんじゃけえ、やめてえや」

「『疲れる』いうんは、こっちのセリフや」

「疲れをとるには冷房がええんじゃけど、ワシ、アンタと違うて貧乏じゃけえ、エアコンはできるだけ使いとうないんよ。電気代がかかるじゃろ。ああ、アンタあ、金持ちじゃし、『自家発電』が得意じゃけえ、電気代を気にせんでええんじゃね」

「なんや、またオゲレツかいな。ほんまエエ加減にしいや。それに、ワテ、もう『自家発電』する『元気』も……いや、『発電』?そや、『人間発電所』や!」

「そうよ、アンタも、一種の『人間発電所』じゃ。『ブルーノ・トンミー』に名前変えたら、どうねえ?」

「そないな問題やあらへんねん。なんで、アンサンと『人間発電所』のこと、話さなあかんのや?」

「アンタが、ワシのことを『話の腰を折る』奴呼ばわりしたけえよね」

「ますます意味不明や。『話の腰を折る』が、どこでどう『人間発電所』になんねん?」

「はれ?『人間発電所』こと『ブルーノ・サンマルティノ』の得意技いうたら、『ベア・ハッグ』(Bear Hug)じゃろうがいねえ」

「知るか」

「『ベア・ハッグ』は、日本式にいうと『サバ折り』なんよ。『サバ折り』は元々は、相撲の決まり手じゃけど、見た目が似とるけえ、プロレスの『ベア・ハッグ』は『(熊式)サバ折り』とも呼ばれるんよ」



「どうでもエエことや」

「要するに、抱きついて相手の腰を折るようにする技じゃけえ、『話の腰を折る』から、『人間発電所』、『ブルーノ・サンマルティノ』の話になったんじゃないねえ」

「ふぁあ~」


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「(くだらん。実にくだらん)」


と、ビエール・トンミー氏は、疲れからか諦念からか、優しく両の瞼を閉じた。


(続く)






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