「(映画を観る時とか、長時間拘束される場合には、ちゃんと事前に用を済ませるようにしているし、水分は余り摂らないようにしているんだから)」
と思い、ビエール・トンミー氏が、観ている映画の終盤になると、下半身がムズムズ感に襲われることを忘れようとしていると、友人のエヴァンジェリスト氏は、もっと忘れたいことを思い出させるiMessageを送ってきた。
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「アンタあ、『漏れ』が心配なんは、『前』だけじゃないんじゃないん?」
「え?」
「『後ろ』の方が、もっと心配なんじゃないん?」
「な、な、何、云うねん。ワテ、『後ろ』の方は漏らしたことあらへん!」
「『後ろ』の方は?」
「言葉尻捉えんやないで。エエか、ワテ、『後ろ』の方のお漏らしなんか、したことないんや。読者が誤解してまうようなこと云うたらあかんで」
「ああ、そうかあ。アンタ、『後ろ』の方はお漏らしせんと、ちゃんと『野糞』をしたんじゃったね」
「その『ちゃんと』ちゅう表現に悪意を感じるけど、せやねん」
「それに、パンツ、ズボンに『糞』が付いたんも、お漏らしたけえじゃのうて、『野糞』の後、ケツを拭くもんがのうて、そのままパンツ、ズボン履いたけえなんよね?」
「そこんとこは、ほんまは触れて欲しゅうはあらへんけど、『お漏らし』疑惑を晴らす為や、仕方ない。そん通りや」
「そりゃ、『お漏らし』疑惑を持ったことはすまんかったのお。けど、『野糞』するくらいじゃけえ、『お漏らし』のリスクがあることには間違いないんじゃないん?」
「そのリスクがないとは云えへんけど、ワテ、『お漏らし』する前に、ちゃんと『野糞』しまっせ」
「ああ、そうかあ!」
「ようよう分ったかいな」
「アンタ、『後ろ』の方のお漏らしの心配もあるけえ、云うかあ、お漏らしをせん為に、座席を便器にするオプションを『松ベンツ』に付けたんじゃね!それも、『痔』の心配もあるけえ、『血迷うて』いうような表現を使ったんじゃね!」
「アンサン、なんちゅう解釈すんのや。ほんま呆れてまうで」
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「(アイツ、オゲレツだけじゃなくて『グロ』でもあるんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、『プロの旅人』を読まなくなって久しいことで、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のベンツの座席を便器にすると云う発想が初めてのものではないことを知らず、そう思った。
(参照:【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その18])
(続く)
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