「ええー!まさか『走りウンコ』ですか?」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、文字にするのが憚られるようなことを、エヴァンジェリスト氏宛のiMessageに、躊躇なく書いてきた。
ビエール・トンミー氏が『走りション』よりも酷いことをしたようにエヴァンジェリスト氏が云ってきたからだ。
「ウ、ウ、ウンコー!?」
「ええ、まさかやあ、の『走りウンコ』ですか?」
「おいおい、さすがに『走りウンコ』は無理だろう。『ザ・ペニンシュラ香港』の傘袋の太さは知らんが、ウンコを入れるには細すぎるんじゃないのか?」
「『ザ・ペニンシュラ香港』のアメニティ袋を使ったのではありませんか?」
「『ザ・ペニンシュラ香港』のアメニティ袋ってあるのか?歯ブラシとかシャンプーとかを入れるやつか_」
「あればウンコが入るんじゃないかと思いまして」
「あったとしても、オシッコと違ってお尻に当てないといけないから、ちょっと無理があるんじゃないか?腰を浮かせたまま、片手で袋を持って、そこにウンコを入れるのは、難しいぞお」
「やったことあるんですか?」
「更に、トイレットペーパーはないだろうから、ティッシュか何かだろうが、お尻を拭かないといけないしな」
「お乗りのベンツ『Eクラス』をカスタマイズして、座席を便器にしていたのではありませんか?ウオシュレットの乾燥機能付なら拭かなくてすみますからね。あ、そうだ。ベンツの『Eクラス』に乗ると『ベンツー(便通)』がある、という記載が、『プロの旅人』にあったような気がします。アナタがそう仰ったのではありませんでしたか?」
(参照:【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その7])
「ほ?そうだったかなあ?なんにせよ、アイツが、『Eクラス』にウオシュレットを取り付けたなんて話は聞いていないし、仮にそうカスタマイズしていたとしても、運転しながら、ズボンを下げたり、気張ったりするのは、オシッコする以上に危険だろう」
「では、あの方がした、『走りション』よりもっと酷いことは、『走りウンコ』ではないのですね?」
「ああ、さすがに『走って』はシナカッタらしい」
「『走って』はシナカッタ?....へ!ということは!」
(続く)
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