「な、な、なんだ!?ワシのあんな姿って?...」
という、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員へのエヴァンジェリスト氏へのiMessageの文字は、動揺に、iPhone上で揺れているようにも見えた。
「あ、いや、別に答えずともいい。どうせ、妄想を口にするだけだろうからなあ」
「いえ、ちゃんとお答えしますよ」
「いや、だから、いいって!いらん、いらん!イランは、中東だ」
「ふん、中東では、トレイで『大』をする時に、パンツまで脱ぐのですか?」
「へっ?!は、いや、ふっ、そ、はあ、ああ、イスラムではそんな教えがあるのかな?」
「ほほー。自らお認めになりましたね」
「え?何を?」
「パンツを脱いで下半身丸出しになるだけではなく、上半身も服を脱ぎ、全身真っ裸になるとまでは思っていませんでしたが、まあ、その方がイスラムの教えを実行するには適していたのでしょう」
「き、君は、あそこに居たのか?!」
「上半身も裸にならないと、濡れてしまうかもしれませんから、まあ、理解はできますが、『大』を済ませた後、便器のすぐ横にあるバスタブに、真っ裸で移動し、体を『くの字』にして、右手でシャワーヘッドを持ち、ケツの穴に向け、シャワーを噴射するなんて、他人には見せられない滑稽な姿でしたね!」
「ご、ご、豪快ウオシュレットだ。いいじゃないか、ケツが汚れたままよりは」
(続く)
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