2022年7月7日木曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その21]

 


私が申し上げた『あの時』って、アナタがトイレを詰まらせた時のことではありませんよ」


というiMessageをエヴァンジェリスト氏に送ってきたビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、まるで取材対象をエール・トンミー氏ではなく、エヴァンジェリスト氏としているかのようでもあった。


「実に、『クダッタ』たけど『クダラナイ話』ですよ」

「ええ?....『クダッタ』?.....あ!あ、あ、あの時か!?」

「そう、その時のことですよ。難波だったんですよね

「うっ…いや、あの時は、『クダッタ』というか、最初は『オナラ』だと思ったんだ」




「でも、その『オナラ』には『身』まで付いていたんでしょ」

「いや、『カレー』がちょっと付いた程度だったんだ」

「しかし、アナタは、その『カレー』が付いたパンツを汚物入れに入れた」

「し、し、仕方なかったんだ…」



[参照]


治療の旅【江ノ島/鎌倉・編】[その111]

治療の旅【江ノ島/鎌倉・編】[その112]

治療の旅【江ノ島/鎌倉・編】[その113]



「あの方もベンツ運転中にパンツに『カレー』を付けたんですね。それが、『走りション』よりもっと酷いことだったんですね!やっぱり『走りウンコ』だったんですね!」

「へ?そうなのか?」

「そうではないのですか?」

「そうとは聞いたことはないし、アイツにとってベンツ『Eクラス』は命よりも大事なものだ。そんなことをして、万が一、『カレー』がパンツに付く程度を超え、ズボンへと染み渡り、更には、座席にまで達したら、アイツはもう生きてはいけんだろう」

「では、『走りウンコ』ではやはりなかったのですか?」



(続く)




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