「血がついたでしょ?」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、エヴァンジェリスト氏へのiMessageに、躊躇なく衝撃的な言葉を記してきた。
昔、トイレで用(『大』の方の)を足す際に、ソコを拭くのに新聞紙を使ったことに関連して、エヴァンジェリスト氏が、ハワイのホテル『エンバシー スイーツ バイ ヒルトン ワイキキ ビーチウォーク』のウオシュレットのないトイレで『大』をした時のことに触れてきていた。
「へっ!?ど、ど、ど…」
「久しぶりにウオシュレットなしでアレを出した後、ケツを拭いたトイレットペーパーは、血だらけだったのではありませんか?」
「いや、血だらけではないが….いや、どうして、知ってるんだ!?隠しカメラか?」
「そこで、アナタは考えた。『そうだ!トイレットペーパーを濡らし、それで拭けばいいんだ!』と」
「おお、なるほど。いい考えだな」
「ふん、他人事を聞くようなふりをして誤魔化そうとしているんですね」
「いい考えをいい考えだ、と云ったまでだ」
「アナタは更に、イイコトを考えた」
「むっ?」
「濡れたトイレットペーパーは、ケツに優しい。しかし、ウオシュレットの完全な代替とはならないアレが全部、無事取れるとか限らない。しか~し!」
「な、なんだ、大仰な」
「『エンバシー スイーツ バイ ヒルトン ワイキキ ビーチウォーク』のトイレ、というか、便器の隣には、バスタブがあった!」
「君も、『エンバシー スイーツ バイ ヒルトン ワイキキ ビーチウォーク』に泊ったことがあるのか?」
「自分のあんな姿をバラされたくないからって、話を誤魔化すのではありませんよ」
(続く)
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