2022年7月6日水曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その20]

 


そうですよ、あの時です。ふふ」


というビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員からのiMessageに、エヴァンジェリスト氏は、再度、特派員のしたり顔を見た。そして、ビエール・トンミー氏がした『走りション』よりもっと酷いことに、今度こそ、アタリがついたようであったのだ。


「ああ、あの時のアレか!アレなら、確かにアイツも同じことをしでかしてしまったことがあるらしい。それも、ワシと同じで海外のホテルでだな」

「え?海外のホテルで?ああ、あれのことですか。共に、アメリカの、アメリカ合衆国のホテルではあったものの、アナタはアメリカ本土はロサンゼルス近郊のまあ普通のホテル『(Compri)Hotel』で、あの方は、ハワイのワイキキビーチの真ん前徒歩2分の超高級ホテル『アストン・ワイキキ・ビーチ・タワー』だっったんでしょ?」




「おお、そこまで知っていたか。それしても詳しいな」

「『プロの旅人』に書いてありましたからね」

「『プロの旅人』の奴は、他人のことを勝手に世界公開するからなあ」

「どちらも、詰まるけど詰まらない、クダラナイ話でした」

「ああ、確かにトレイを詰まらせた話だが、クダッタ訳ではないから、その意味ではクダラナイ話だな、少なくともワシの方は」



[参照]


アメリカに自由はあったか(その8)【米国出張記】

治療の旅【江ノ島/鎌倉・編】[その52]

【道徳罪(中編)】記憶を辿っているうちに、ウンコで逮捕?



「ふん!『クダッタ訳ではない』ですって?」

「な、な、なんだ、その挑戦的な態度は」



(続く)




0 件のコメント:

コメントを投稿