2024年8月6日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その572)



「(今に始まったことではないが、アイツ,『話の腰を折る』という言葉から、話をどんどん派生させていって、元の話がなんだったか分らなくするんだ)」


と、ビエール・トンミー氏が、その思いそのままに、元の話を思い出せないでいると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、珍しく、話を元に戻すようなiMessageが入ってきた。



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「ワシが話の腰を折ろうとしたいうより、アンタの繰り言が多うなったんじゃないねえ。アンタ、『理想のEクラス』に装備するにゃあ、『梅』じゃと、オプション(1)~(7)が必要じゃけど、エコカー減税なんかも含めたら、最上級グレードの『松ベンツ』の方が『梅ベンツ』より価格が下になるいうようなことを何回も説明するんじゃけえ」

「おお、せやった。ワテ、『松ベンツ』のこと、話してたんや」

「ほうよねえ。早う話してえや。間違えても、屋根に松が生えた『松ベンツ』なんやで、とかくだらん説明せんといてや」



「アンサンのその言葉自体が、くだらんのや」

「ワシ、アンタのベンツの新しいEクラス、『松ベンツ』よね?その購入のこと、どう『血迷うて』購入したんか、知りたいんよ」

「『理想のEクラス』に装備するには、『梅』やと、オプション(1)~(7)が必要なんねやけど、そうすると、エコカー減税なんかも含めてみると、何と最上級グレードの『松ベンツ』の方が『梅ベンツ』より価格が下になってまう、いうことなんや。『松= 梅-28万円』やねん」

「アンタあ、本当にくどいのお。その説明、ワシもう、何回聞いたか分らんで」

「まあ、聞きいな。ここんとこ説明せな、次に繋がらへんのや」

「要するに、『松ベンツ』の方が、なんだかんだで『梅ベンツ』より28万円安うなるけえ、『松ベンツ』買うことにした、いうことじゃあ、ないんじゃろ?」

「え?おお、せやで。なんで、分かんのや?」

「じゃって、それじゃあ、ただ『冷静に』、『松ベンツ』買うことにした、いうだけのことで、全然、アンタ、『血迷う』とらんじゃないねえ」

「おお、せやねん」


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「(アイツ、他人の話を聞いていないようで、ちゃんと聞いていたのか)」


と、ビエール・トンミー氏は、お巫山戯の変顔の中で、眼も焦点が合っていないようで、実は、どこか不明な一点で焦点が合っているような、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の不思議というよりは不可思議に一種の怖さを感じた。


(続く)






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