2024年8月1日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その567)



「(『火星人』が自分の名前に『火星』(Mars)なんてつけないだろうし、どうせ、どこかのプロレスラーなんだろう、『ブルーノ・マーズ』とやらは)」


と、ビエール・トンミー氏が、『ブルーノ・マーズ』について読んでいると、それを読んだかのようなiMessageが、友人のエヴァンジェリスト氏から入ってきた。



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「アンタあ、まさか『ブルーノ・マーズ』のことをプロレスラーじゃと思うとらんじゃろうねえ?」

「ちゃうんか?」

「完全に『ちゃう』とは云えんけど」

「なんや、勿体つけた云い方やないか」

「アンタあ、知らんみたいじゃけど、『ブルーノ・マーズ』は、超有名なシンガー・ソング・ライターなんよ。『グラミー賞』を17回も受賞しとるんじゃと」

「またデジタル・ハンターかいな。アンサン、音楽に興味なんかぜ~んぜんあらへんやろ」

「そうよ、『グラミー賞』は、音楽の賞なんよ」

「ワテ、アホちゃうねん。『グラミー賞』のことくらい知ってまんねん」

「『ブルーノ・マーズ』が『グラマー』じゃあ、云うて讃える賞じゃないけえね」

「また、『じゃない』や。エエ加減にしいや。それに、『ブルーノ・マーズ』はんは男やないんか?『グラマー』は普通、オナゴに使う言葉やろ。間違うても、『グラマー』な男のアイコラなんか作るんやあらへんで」



「話を逸らさんでや。『グラミー賞』(Grammy Awards)は、元々は、『グラモフォン・アウォード』(Gramophone Award)で、『グラモフォン』(Gramophone )いう言葉から来とる賞なんよ。つまり、『Gramophone』は、今は一般名詞化して『蓄音機』いうことらしいんじゃけど、元々は、発明家の『エミール・ベルリナー』が発明した『円盤式蓄音機』で、『グラモフォン』(Gramophone)は登録商標なんよ」

「ああ、そうでっか」



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「(アイツのデジタル・ハンターにはもう、うんざりだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から距離を置くように、iPhone14 Proを持つ右手をだらりと体の横に垂らしたのであった。


(続く)






 

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