2024年8月10日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その576)

 


「(政治家が『丁寧な説明をする』と云う時、それは、言葉付きは『丁寧』にするが、要は、自分たちの思い通りにするからな、と云っているんだ)」


と、ビエール・トンミー氏が、未だ政治家批判に心を捉えられていると、友人のエヴァンジェリスト氏が、怪しい後輩『ワカ・クソーコーノ氏』の更に怪しい言葉を教えるiMessageが入ってきた。



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「『ワカ・クソーコーノ氏』はのお、自分のことをただの『嘘つき』じゃあない、云うんよ」

「ただの『嘘つき』やないて?意味不明や。益々、怪しい奴やで」

「そこんとこは、それ、『まごころ』がある男じゃけえ、『他人を幸せにする嘘』をつくんじゃと」

「はああん?なんや、それ?怪しい、いうより、奇怪やで」

「『ワカ・クソーコーノ氏』はのお、一緒に新潟に出張した時なんじゃけど、お客さんの本社からシステム・センターに、お客さんのクルマに乗せてもろうて移動したんよ。その時の、助手席に座っとった『ワカ・クソーコーノ氏』は、運転してくれとるお客さんに、『越乃寒梅』とか新潟の酒が大好きじゃ、とか云うとったんよ」

「それは、普通やないけ。ワテは日本酒は飲まへんけど、『越乃寒梅』が新潟の銘酒やあ、いうくらいのことは知っとるで」

「『ワカ・クソーコーノ氏』は、それどころか、関越道を通って、ナントカ町いう有名な日本酒の産地の町まで、酒(日本酒)を飲みにクルマで来ることもある、云うとったんよ」



「そのナントカ町は知らへん、云うか、名前分らんし、名前聞いても、ワテ、分らへんけど、酒好きな人はそこまでするんやろな」

「アンタも素直じゃねえ」

「え?どういうこっちゃ?」

「クルマの後部座席で聞いとったワシも、もう1人一緒に出張した女性の同僚も、そう思うたんよ。でものお、仕事を終え、新幹線の乗ろうと、新潟駅まで来た時のことなんよ」

「なんや、勿体つけんやないで」

「『ワカ・クソーコーノ氏』のその時の衝撃の一言をワシ、忘れられんのんよ」

「なんが衝撃なんや?」

「こう云うたんよ、『ボク、今日、クルマの中でお客さんに云ったの、あれ、嘘ですから』」

「ひゃっ?」


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「(な、な、なんだ?意味が分らん)」


と、ビエール・トンミー氏は、落ち着きの悪さを覚え、椅子の座面につけた尻を左側、右側と交互に浮かした。


(続く)






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