2024年9月6日金曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その603)

 


「(高速道路のオシッコのことは兎も角、さすがにプラモデルの『キャロル』にオシッコをかけたりはするもんか!)」


と、ビエール・トンミー氏は、違和感を覚えた尻をまた椅子につけ、言葉尻ばかりとらえてくる友人のエヴァンジェリスト氏に向け、怒りのiMessageを送った。



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「エエか、聞いとくんなら、ワテが、プラモデルの『キャロル』にオシッコでもかけたら良かった、云うたことをちゃんと覚えとくんや。それは、つまり、プラモデルの『キャロル』にオシッコでもかけてへん、ちゅうことやで。実際にはかけてへんさかい、『かけたら良かった』ちゅう表現になんのや。フランス文學修士様なら分るやろ?」

「そうなんよ、フランス文學修士じゃけえ、そこんとこ、よう理解できんかったんかもの」

「はあ?理屈に合わんこと云いよるで。フランス文學修士やさかい、言葉の理屈ちゅうもんがよう解るんやないか」

「じゃけえ、ワシ、日本文學修士じゃのうて、フランス文學修士じゃけえ、フランス語で云うてくれたんじゃったら、理屈理解できたかもしれんのんよ」

「ああ云うたら、こう云う、いう奴っちゃな。でも、、アンサン、東京日仏学院の『ディクテ』を逃亡した男やろが」

「うっ....うっ....問題は、そういうことじゃないんよ。アンタ、クルマのプラモデルの『キャロル』にアホしたんじゃろ?どうようなアホしたんか、いい加減説明しんさい!」

「おっ、せやった。それや、それやで、ワテが、勿体つけながら云おうとしたんは」

「ゴジラみたいな怪獣になったつもりで、プラモデルの『キャロル』を踏み潰したんじゃあなかったよのお」

「と、アンサンがボケてきたさかい、ボケてたんは、小学生のワテなんや、と云うてもうたことから、ワテが、寝惚けてトイレに行ったつもりでプラモデルの『キャロル』にオシッコでもかけたとか、かけんかった、とかくだらん話になってもうたんや」

「アンタあ、いい加減、勿体つけるんやめんさいや」

「ほなら、云うで。ワテ、プラモデルの『キャロル』を七輪(!)の上ち何故か置いてて溶かしてしもうて、『しもた!』と後悔したことがあんのや。何で七輪の上に置いたんやろ。ワテはアホやったんやろか。そや、アホやったんや」



「うーむ。アンタ、『遠藤周作』並みのアホじゃったんじゃね」

「は?ここで、なんで『遠藤周作』なんや?」


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「(また、話を逸らしてきたな。でも、本当、『遠藤周作』に何の関係があるんだ?)」


と訝りながら、ビエール・トンミー氏は、スコセッシ監督の映画『沈黙』を思い出していた。勿論、その原作者が、『遠藤周作』であったからだ。



[参照]


「あなたは『教祖』なのか?」【週刊聞醜・緊急質問状】


『沈黙』を『遠藤周作』を語る【エヴァンジェリスト氏、怒りの全文公開】




(続く)






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