2024年9月17日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その614)



「(アイツ、ボクに、『生粋の栃木の人が広島弁を喋ったらおかしい』、と云われて窮しながら、映画の『クレオパトラ』を思い出して、誤魔化すどころか、デジタル・ハンターの腕を生かして、逆襲してきたんだ)」


と、ビエール・トンミー氏が、一転して窮地に追い込まれた蚊のようになっている己を自覚していると、意外にも、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、反省の弁のiMessageが入ってきた。



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「ワシ、間違うとったみたいじゃね」

「なんや、殊勝やないか?」

「いや、ワシの名前、『フミオ』じゃないで」

「『殊勝』で『首相』か。くだらん!」

「じゃあ、『シンジロー』の方がええ?」

「もっとくだらん!『今のままではいけない、だからこそ日本は今のままではいけないと思います』てか!」

「いやの、問題は、首相じゃないんよ」

「当り前や」

「問題は、英語なんよ。英語いうもんができたんは、なんか、西暦5世紀頃らしいんよ。今のデンマークやドイツ北部からゲルマン系の人たちがブリテン島に移り住むようになって、その人たちの言葉が元になって、古代英語いうんかの、それができたらしいんよ」

「それも、デジタル・ハンターか」

「での、『クレオパトラ』が生きとったんは、紀元前じゃけえ(紀元前69年生で、紀元前31年没なんじゃと)、『クレオパトラ』が英語を喋れるはずはないんよ。じゃけえ、『エリザベス・テーラー』の『クレオパトラ』が、英語を話しとったんは、『エリザベス・テーラー』じゃったけえ、じゃろう思うんよ」

「『じゃろう』と思わんでも、そうや。アンサン、反省しとると思うたが、それはフリだけやな」

「んんや、『エリザベス・テーラー』の『クレオパトラ』の英語のことは、ワシの勘違いじゃったんじゃろうけど、映画の『誰がために鐘は鳴る』をワシ、途中まで見たままになっとるんじゃけど(大昔には見たんじゃけど)、これも、現地スペイン人たちが流暢な英語を話しとるんよ。じゃけえ、生粋の栃木の人が、広島弁を喋ってもええんじゃないん?」

「ああ、もうアンサンの戯言には付合わへんで。けどな、『エリザベス・テーラー』なんかの『クレオパトラ映画』とか、『ベンハー』や『十戒』ちゅう大型派手派手時代錯誤ハリウッド時代劇モンは究極のマガイモノや。皆、英語を喋っとるし、『なんちゃって」時代劇や」



「個人の感想です」

「ふん!」


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「(最近のテレビは、出演者が何か云うと、すぐ『個人の感想です』とテロップを出す。それで、テレビ局とかCMを出す会社は、自身の責任を回避しているつもりなんだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、日頃、テレビを見ていて不満なことを、口の中で呟いた。


(続く)






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