「(『天地創造』から『天地真理』なんて、アイツ、無理過ぎで、全く関係ない!....と云いたいところだが、『興奮』した、ということは、あながち….いや、ボクは、『天地真理』で『興奮』はしてないぞ。『天地真理』の『そんなもん』は、見たことないんだし)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に会話をループさせられているだけではなく、自身で自身の思考もループさせてしまっていると、エヴァンジェリスト氏から、『天地真理』を『天地創造』にまだ執拗に紐つけるiMessageが入った。
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「アンタ、『天地真理』の『にっかつロマンポルノ』なんかの映画やビデオも、マガイモンじゃあ、思うん?」
「せやから、『そんなもん』は、見たことない、云うてるやろが?」
「あれ、アンタ、そう云うた?」
「あ、そう思うただけやった……いや、そういうこと、どうでもエエ。要するに、ワテは、『天地真理』の『そんなもん』は、見たことないんや」
「ああ、ワシも見てないけえ、はっきりは知らんけど、アンタの研究対象の『イ●モー』が映っとらんけえ、アンタ、見んのんじゃね」
「アンサンがしつこいんは知ってるけど、ちと、しつこ過ぎるで。ワテが、『興奮』したんは、『天地真理』やあらへんのや」
「ああ、やっぱり『興奮』したんじゃね?!」
「もう一回云うで。大型派手派手時代錯誤ハリウッド時代劇モンは究極のマガイモノやけど」
「個人の感想です」
「けどな、『天地創造』だけは、良かったんや。聖書の創世記の物語や。但し、エカッタのは、アダムとイブの楽園追放の場面だけやけどな。理由は、アンサンなら分かるな?見た当時、小学生やってワテはドキドキしながら見たんや」
「おおー!『イ●モー』じゃね!?」
「あああ…それがやなあ。後年見返してみると、『何や!ちゃんと映ってないやんか!→イブの長い髪で巧妙に隠しとる』とガッカリしたで」
「なんじゃあ。ほいじゃったら、『天地創造』もマガイモノじゃないねえ」
「まあ、今からしたらやな。でも、最初に見た時は、ドキドキモノやったんや」
「で、アダムとイブは、何語喋っとったん?」
「んむ?え、英語や」
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「(アイツーぅ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、口の端をイーッと左右に引っ張ることで、悔しさを示していた。
(続く)
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