2024年9月7日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その604)

 


「(『遠藤周作』は、『狐狸庵先生』として惚けていたが、その実、『沈黙』で解る通り、『純文学』な作家であることは、『遠藤周作』に影響を強く受けたアイツは、誰よりも知っているはずなんだが…)」


と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏は、『遠藤周作』に影響を強く受け、『OK牧場大学』文学部に入り、更には、その大学院修士課程にまで進んで、『遠藤周作』に影響を強く与えた『モーリアック』の研究をしたことを思っていると、エヴァンジェリスト氏から、その思いを茶化すかのようなiMessageが入ってきた(まあ、いつも茶化しているのではあったが)。



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「あののお、『遠藤周作』は、子どもの頃、アンタみたいに花に水をやっとったんじゃと

「へ?ワテ、まあ、庭の花に水をやりはするけど、それがなんや、ちゅうねん?」

「まあ、アンタ、道端の花に『水』をやっとったらしいじゃないねえ」

「意味不明や」

「『プロの旅人』に書いてあったけえ」

「『あの男』(『プロの旅人』氏いうか、アンサンやろに)が何書いたか知らへんけど、どうせ碌でもない妄想や」

「アンタが道端の花にやっとった『水』は、普通の水じゃのうて、アンタの『凶器』から放った『水』じゃったんじゃろ?」



[参照]


【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その11]


【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その12]



「アホか」

「そうよねえ。そうようなことするんは、アホなんよ。『遠藤周作』が花にやった水は、アンタの『水』と違うて、普通の水じゃったんじゃろうけど、『遠藤周作』は、子どもの頃、雨の日にも花に水をやっとんじゃと」

「そりゃ、ほんまもんのアホやな」

「じゃろ、『水』の種類は、違うけど、アンタも『遠藤周作』もアホじゃないねえ」

「ワテ、確かにアホやったんやけど、なんや、『遠藤周作』はんと同じにしてもらうんは、『遠藤周作』はんに申し訳ないでえ」

「でも、もうええよね。ワシ、もうあんたのオシッコの話なんか聞きとうないし、読者も聞きとうないじゃろ。アンタが、『キャロル』のプラモデル作ったことを懐かしんだりするけえ、話が逸れて行ったんよ。ワシは、『キャロル』のことじゃのうて、『アストンマーティン』のこと、話しとったのに」

「ああ、『アストンマーティン』や。けど、なんで、『アストンマーティン』の話になってたんや?」

「じゃって、アンタが、『一日千秋』云うたけえよね」

「ああ、それは云うたで。でも、 『一日千秋』がどないして『アストンマーティン』になんのや?あ、『千秋』が『アストンマーティン』に乗っとるけど、それは、『ちあきなおみ』じゃない、とか云うてたな。なら、誰や、『千秋』て?」


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「(あ、違う、違う!そういう問題じゃないんだ!)」


と、ビエール・トンミー氏は、誰も見ていない一人いる自室で、首を左右に振った。


(続く)






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