「(だけど、アイツ、『ムハンマド』がどうしたと云うんだ?)」
と、ビエール・トンミー氏が、得意中の得意であった教科『世界史』的思考から、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏とのやり取りからの疑問に立ち戻った時、エヴァンジェリスト氏から、疑問喚起的でありながら挑戦的でもあるiMessageが入ってきた。
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「ああ、アンタ、やっぱり、『アラーの使者』のこと知らんのんじゃねえ。『アラーの使者』のことを、『モハメド』じゃろう、と思うたんじゃないん?」
「ああ、『モハメド』ちゅうか、『ムハンマド』やな」
「『ムハンマド』じゃと、『アリ?』いう感じじゃねえ。『アリ』は、やっぱり『モハメッド』がええ」
「なんや、また、『モハメド・アリ』を出してきよって、『猪木』はんんことでも話そうちゅう魂胆やな」
「やめてえや。話を逸らしんさんなや。『モハメド』でも『ムハンマド』でもええし、その人は、『アラーの使者』いうか『アラーの預言者』かもしれんけど」
「『かもしれんけど』やのうて、ああ、『預言者』やで」
「ワシが云うとる『アラーの使者』は、『七色仮面』(正確には、『新 七色仮面』じゃけど)の次に来た人なんよ」
「はああん?『七色仮面』?あのパイナップル頭のヒーローやな」
「アンタ、『七色仮面』をバカにしとるん?『七色仮面』の正体は、『出川哲朗』じゃないけえ」
「なんで、『出川哲朗』なんや?『出川哲朗』は知らんでもないタレントで、パイナップルみたいな頭した男なんやろやけど、アンサン、気いつけなあかんで。アンサンの云い方、『七色仮面』の正体を『出川哲朗』やと云うと、『七色仮面』をバカにしとることになるけど、それは、『出川哲朗』のことをえろう低う見とることになって、コンプライアンス的に問題になるで、今時」
「それだけじゃないで、問題は。その云い方やと、『パイナップル』を差別的に見とることになるで」
「その問題になる云い方をしたんは、ワテやあらへん。アンサンやで」
「ほいじゃあ、ここんとこは、痛み分け、いうことにしとこうかねえ?」
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「(何が、『痛み分け』だ!?問題発言をしたのは、アイツだけだ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、白々しくも狡猾にも自身の『罪』を認めないアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の作り笑いを思い浮かべ、両眼を閉じ、首を左右に振った。
(続く)
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