「(それにしても、アイツ、『ハバネラ』を『ハバネロ』と聞き間違えた(見間違えた、か?)フリをするのはまだしも、『カルメン』を『ラーメン』と聞き間違えた(見間違えた、か?)フリするとは、強引も強引、強引が過ぎるというもんだ)」
と、思いながらも、ビエール・トンミー氏が、自身の若い頃の女性に対する強引さを思い出し、頬を染めた時、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、怪しくも卑屈なiMessageが入ってきた。
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「ああ、ああ!こらえてつかあさい!」
「こらえたらん!アホばかしぬかしおって!」
「いや、今気付いたんじゃけど、アンタあ、『ラーメン』じゃのうて『カルメン』とでも云うたんかのお?」
「なぬう!『今気付いた』あ?!!!!」
「いやの、アンタが何回も、『口にするもんやのうて、聞くもんやで』云うたんを思い出したんよ。ということは、『カルメン』いうんは、歌なんじゃろ、1977年頃の?」
「ようよう分ったんか。いや、1977年とは限らへんし、まあ、正しくは、歌いうより、『アリア』を歌うオナゴいうた方が…」
「ああ、『ありゃあ』、2人のオナゴたちじゃろ」
「2人?いや…」
「あの娘たちは、『透明人間』になったり、『シンドバッド』になったり、『胡椒の警部』になったり、『孫悟空』、『パイレーツ』、『サウスポー』、『モンスター』になったりしたもんじゃけえ、『UFO』が出てきて、『SOS』出したりするようになったんかのお?」
「んんがあ????意味不明、全く意味不明や」
「あの娘たちは、『ピンク』なんじゃろう?でも、ワシ、女で『ピンク』と聞いたら、『林家パー子』を思い出すんよ。『林家パー子』は、元々は、演歌歌手を目指して、作詞家の『石坂まさお』に弟子入りしたらしいしのお。じゃけえ、『石坂まさお』門下の『藤圭子』は、妹弟子言うことになるらしいじゃないねえ」
「何をまた、ゴチャゴチャと。でも、分ったで、『ピンク』で。アンサン、『ピンクレディ』のこと、云うてたんやな。『ピンクレディ』が、『カルメン』を歌うてかどうかは知らへんけど」
「『ピンクレディ』が歌うとったんは、『カルメン』じゃのうて『カルメン ’77』じゃ」
「そないなこと、どうでもエエ!ワテが云うてたんは、オペラの『カルメン』や。『ハバネロ』は、その中の『アリア』である『ハバネロ』なんや。いや、ちゃう、『ハバネラ』や」
「ほいじゃったら、端からそう云うたらええんよ。遠慮しんさんな」
「おんどりゃあ!」
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「(ああ、ああ、ああ!本当に、アイツのケツの穴に、『ハバネロ』をぶち込んでやりたい!)」
と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の『ケツの穴』を想像してしまい、思わず噦いてしまいそうになった。
(続く)
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