「(焦らしてやるぞ。焦らしてやるぞ。ヒヒヒヒ)」
と、ビエー・トンミー氏が、加齢で衰えてどす黒くなってきた歯茎を剥いていると、その歯茎をだらしなく剥いたままにさせるようなiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏が送ってきた。
====================================
「モッタイは、どうかのお?『はったい粉』ならええんじゃけど」
「は?は?『はったい粉』?なんや、『はったい粉』て?」
「『きな粉』みたいなもんよお。『きな粉』は、大豆を焙煎して粉にしたもんじゃけど、『はったい粉』は、麦を引いて粉にしたもんなんよ。でも、『きな粉』は、黄色い粉から来た名前じゃあいうんは想像がつくじゃろうけど、『はったい粉』の『はったい』いうてなんのことか分らんじゃろう?」
「ああ、分らへん。でも、説明はいらんで」
「『日本はったい粉協会』のHPに依るとのお」
「なんや、そないな協会があんのか?」
「『NHK』があるくらいじゃけえ」
「なんで、『NHK』が出てくんのや?『NHK』は、あって当り前やないか」
「アンタも『NHK』の『会員』なんじゃろ?」
「あれ、『会員』云うんか?」
「どっちの『NHK』に入っとるん?両方?」
「両方って何や?」
「タモリの方の『NHK』?それとも、呉市の『白速利』さんの方なん?
「タモリの『NHK』しか知らんで。何や、呉って?意味不明や。何で呉なんや?ワテが知っとるのは、『ブラタモリ』の『NHK』や」
====================================
「(そうだ、『ブラタモリ』だ。『NHK』が『ブラタモリ』のレギュラー放送を終了させたのは、ケシカランぞ!)」
と思うビエール・トンミー氏の眉間には、のんびり感に包まれた番組であった『ブラタモリ』とは異なり、怒りが満ちた。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿