「(個人の感想も何も、大型派手派手ハリウッド時代劇モンは、本当にヒドイ。まあ、古代エジプト語や古代ヘブライ語を俳優たちに話せ、というのも、それはそれで無理ではあるんだが)」
と、ビエール・トンミー氏が、『大型派手派手ハリウッド時代劇モン』への一定の理解を示していると、友人のエヴァンジェリスト氏から、想定外に方向へと誘うようなiMessageが入ってきた。
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「ほうなんじゃね。ハリウッド時代劇モンは、マガイモノなんじゃね。ワシ、『ベンハー』も『十戒』も録画したまま見とらんのじゃけど、見んと消してしまった方がええかの?あ、『天地創造』も録画したまま見とらんのじゃけど」
「なに!?『天地創造』?」
「どしたん?何を興奮しとるん?あ!勘違いしとるんじゃね!」
「へ?」
「『♩ひとりじゃない』けえね」
「また、何、ほざいてんのや?そりゃ、『天地創造』は、2人やないと始まらへんやろ」
「相手を『♩テニスコートで待つ』んじゃないけえね」
「アホか、あの時代、どこにテニスコートがあるちゅうねん。いや、待ちいな。なんや、『♩』は?」
「そりゃ、歌じゃけえ」
「歌?」
「まあ、『にっかつロマンポルノ』なんかにも出るようになったけえ、ただ、歌手とは云えんけどのお。アンサンは、その歌手じゃない方の活動で、『天地真理』に『興奮』したん?」
「アンサン、まさか『天地創造』の『天地』から『天地真理』持ってきたんか!?それまた強引すぎるで」
「じゃけえ、『♩ひとりじゃない』とか歌うとったんじゃあないけえ、云うたじゃろうがあ。ワシは、『天地創造』と云うたんで、『となりのヴェリテさん』、いや、『となりの真理ちゃん』こと、『天地真理』じゃないんじゃけえ」
「『天地真理』は『天地真理』であって、どこにも『創造』はあらへん」
「んんや、『天地真理』は芸名じゃけえ(本名は、『青木眞理』、結婚前の旧姓じゃと『齋藤眞理』なんじゃと)、ある種、『創造』した名前じゃし、何より、アンタ、『天地真理』を『ソーゾー』して興奮したんじゃないん?」
「ふん、アホくさ。エエか、大型派手派手時代錯誤ハリウッド時代劇モンは究極のマガイモノや」
「個人の感想です」
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「(くどい奴だ。アイツのせいで、話がループしてる)」
と、ビエール・トンミー氏は、学校のグランドをランニングで周回する自身を想像した。
(続く)
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