2017年9月14日木曜日

見てはいけないもの(その9)[M-Files No.1 ]




1966年10月2日(日)、広島市立皆実小学校の運動会の日、昼休み、『少年』は、西に2つある校舎と校舎との間の皆実小学校の『便所棟』に駆け込んだ

『便所棟』に入ると、扉の開いていた個室(和式である)に飛び込んだ。

そして、白い短パンを脱ぎ、パンツも脱ぎ、手に抱え、しゃがんだ。

しゃがみこむと同時に、モノが出た。

「間に合った…..」

と、ホッとした瞬間であった。その時、

「あ、あーっ!」

引くような叫び声が、しゃがみこんだ『少年』の斜め後ろで、上ったのだ。






『少年』は、しゃがんだまま、斜め後ろを振り向いた。まだ、ソコを拭いていないし、モノはまだ出るかもしれなかったので、立ち上がる訳にはいかなかった。



そこには、両眼を大きく見開き、軀を固めたまま立ちすくんでいる『少女』がいた。小学4年生くらいと見えた。

『少年』は、叫び声も上げることができず、しゃがみこみ、お尻を丸出しにしたままでいた。

どうしていいのか、分らなかった。というよりも、思考が完全に停止していた。

「バシーン!」

『少年』の眼の前で、扉が閉められ、初めて、エヴァンジェリスト君は、事態を認識した。

『少年』は、12歳(小学6年生)のエヴァンジェリスト君であった。

「見られた!」

丸出しのお尻を見られた。女の子に見られてしまった。

モノは出した後であったと思うが、ソコの周りにモノ残骸が付いていたかもしれない。残骸も見られたのであろうか。

個室の扉の鍵を閉めていなかったのだ。鍵を閉め忘れたのではなく、切羽詰まっていたので、鍵をかける余裕がなかったのだ。

エヴァンジェリスト君は、その『少女』を知らなかった。知った子であれば、もっと恥ずかしかったであろう。

しかし、知らない子ではあったが、多感な12歳の少年が、丸出しのお尻を女の子に見られたのだ。しかも、便所でしゃがみこんでいるところをなのである。

当時、『便所』は男女共用であった。『少女』も用を足しに来たのだ。そして、鍵のかかっていない個室を開けただけなのだ。

しかし、そこで上級生の男子児童のお尻を見てしまったのだ。それが、ハンサムな上級生の男の子のお尻であったとはいえ、エヴァンジェリスト君以上に、『少女』の方がショックであったであろう。

『少女』は、見てはいけないものを見てしまったのであった。

だが、エヴァンジェリスト君が、そこに思い到ることはなかった。

『少女』は、叫び声を上げ、扉を閉めた後、別の個室に入り、用を足したのかも、分からなかったが、エヴァンジェリスト君には、そんなことを考えている余裕がなかった。

女の子に、『最中』のお尻を見られてしまったショックはあったが、用を完全には済ませていなかったのだ。

エヴァンジェリスト君は、もうひと気張りし、ソコを拭き、個室を出て、手を洗い、『便所棟』も出て、家族席に戻って行った。

家族には何も云わなかった。

普段、おしゃべりな子が、声すら発しなかったので、母親が訊いた。

「どしたん?
「どうもせんよお」

と答え、エヴァンジェリスト君は、昼休みを終え、児童席に戻って行った。

午後には、徒競走があった。

選手入場口付近で出番待ちしている時も、エヴァンジェリスト君はまだ茫然自失状態にあった。




『少女』はどの辺から見ていたのであろう。モノが出終った後であったろうとは思うが、もし出ている最中だったら、と思うと、居た堪れなかった。

茫然自失のまま、エヴァンジェリスト君は、徒競走を走った。

動揺はしていたが、天性の脚はその影響を受けることはなく、エヴァンジェリスト君は、6人中1位となった。

だが、この『事件』をエヴァンジェリスト君が忘れることはなかった。今も忘れていない。

そして、この『事件』勃発からおよそ30年後、『事件』は再び、起きたのだ。少し様相は違っていたが、エヴァンジェリスト氏の身に再び、『事件』は起きたのであった。



(続く)






2017年9月13日水曜日

見てはいけないもの(その8)[M-Files No.1 ]



「あ、あーっ!」

引くような叫び声が上った。

『少年』は、『態勢』はそのまま、斜め後ろを振り向いた。

『少女』が、両眼共に大きく見開き、軀が固ったまま、その場に立ちすくんでいた。

『少年』は、叫び声も上げることができなかった。どうしていいのか、分らなかった。というよりも、思考が完全に停止していた。

「バシーン!」

『少年』の眼の前で、扉が閉められ、初めて、『少年』は事態を認識した。






1966年10月2日(日)、広島市立皆実小学校の運動会の日、昼休み、『少年』は、西に2つある校舎と校舎との間の皆実小学校の『便所棟』に駆け込んだ。

弁当を食べ過ぎたのだ。自分の分を平らげると、母親が、

「あんた、これ、食べんさい」

と自分のおむすびを2つ、息子に与え、『少年』は、その追加のおむすび2つも一気に、胃の中に押し込んだ。それがいけなかった。

『少年』は催したのだ。

『少年』は、学校の便所で『大』をしたくはなかった。

学校の便所(汲み取り式だ)の穴の中にあるモノは、色々な奴の物が入っており、自宅の便所以上に臭い、というか、汚穢に塗れている感じがした。

『少年』は、『大』をする時、便所に入る前に下半身丸裸になるが、学校ではそうはいかない。

だから、学校の便所で『大』をしたくはなかったが、その時は、そんなことを云っている場合ではなかった。

『便所棟』に入ると、扉の開いていた個室に飛び込んだ。

そして、白い短パンを脱ぎ、パンツも脱ぎ、手に抱え、しゃがんだ。当時、『大』用の便所は総て和式であった。

しゃがみこむと同時に、モノが出た。

「間に合った…..」

と、ホッとした瞬間であった。その時、

「あ、あーっ!」




引くような叫び声が、しゃがみこんだ『少年』の斜め後ろで、上った。

『少女』が、両眼共に大きく見開き、軀が固ったまま、その場に立ちすくんでいたのであった。



(続く)



『変態』界の巨匠に訊く、『先生もパンツ頭巾ですか?それとも…..』【緊急インタビュー】



「世界の『変態』界の頂点にいらっしゃる巨匠にお伺いします。俗に『パンティ頭巾』と云われているこの写真、どう思われますか?」

『週刊ヘンタイ』のブロークン・レッグ編集長が、1枚の写真を見せながら訊いた。

「ムム?君は、どこかで会ったことはないか?」

ビエール・トンミー氏は、訝しげな表情で、質問に対して質問で返した。

「いえ。まあ、私の顔なんか、どこにでも転がっているようなものですので」
「いや、その辺に転がっている顔ではあるまいに」



『パンティ頭巾』は、女優の斉藤由貴の不倫相手の医師が、斉藤由貴の自宅でとった行動を撮影したものだそうです。こんなのは、『変態』界では日常茶飯な行為でしょうか?巨匠は、こんなこと、毎日されているのでしょうか。因みに医師はパンティを被ってフルーツを食べているんだそうです」
「『変態』界の巨匠と云われる私も『パンティ頭巾』は初めて知った。知って即座に、異常、恥さらし、異常性欲、倒錯妄想、社会悪、下着フェチ、親の顔を見て見たい、子供がどう思う、不健康、不健全、これでも医者か、社会的抹殺……….この写真を見て即座に思い浮かんだのがこれら言葉である」
「ということは、『パンティ頭巾』は、やはり、『変態』なのですね?」
「いや、これは『変態』とは云えぬ。『変態』は明るく、人に不快感を抱かせず、どこか「お天道様に申し訳無い」と思いながら、止むにまれぬ衝撃の発露でなくてはならないのだ」
「おおお!さすが、『変態』界の巨匠ですな」
「ところで、君は、『ブラジャー・ウーマン』を知っているかね?」
「はあ?なんですか、『ブラジャー・ウーマン』って」
「この写真を見よ」

と云うと、ビエール・トンミー氏は、1枚の写真をブロークン・レッグ編集長に見せた。

ブラジャーを頭巾のように頭に被り、上半身は裸、但し、胸にはハート型のニップレスのようなものを付けている。そして、下半身は、黒いタイツと云うか、黒いストッッキングといったものを履き、ピンクのパンティを履いている女性の写真であった。

「な、な、なんですか、これは!?これは『変態』だ!」
「これは、東京藝大で超有名な『ブラジャー・ウーマン』である。見よ!彼女の天真爛漫さ。この格好で藝大内を歩き回っており男にも女にも超人気で藝大を紹介した本にも採り上げられられ他のだ。彼女は悪の組織・ランドリー軍団と戦う正義のヒーローなんだそうだ。彼女のライバルである『Tバックウーマン』も出て来ているらしいぞ」
「なんですと、『Tバックウーマン』!そちらも見てみたい。いや、お会いしたい」

ブロークン・レッグ編集長は、マスコミ人である自身の立場を忘れた発言をしてしまっていた。

「アメコミの『デッドプール』をオマージュしているそうで、休みの日に二次元の世界から三次元に遊びに来ることがあり、そのときに藝大に現れるらしいのだ。彼女の天真爛漫な明るさと行動力、理論だったストーリー性を持った背景。彼女こそ、私が理想と認定する『変態』である。コソコソと彼女の下着を被る『パンティ頭巾』とは雲泥の差であるぞ。ハハハハハ!」
「さすがです。さすが、『変態』界の巨匠です!.......しかし、巨匠もこれはご存じないでしょう」

と云うと、ブロークン・レッグ編集長は、1枚の写真をビエール・トンミー氏に見せた。



「これこそが、『ブラジャー・ウーマン』をも、『Tバックウーマン』をも上回る『変態』の極地にある存在ではありませんか?」
「ウウウ…….」

ビエール・トンミー氏は、絶句した。

「巨匠、これは、『ネグリジェ巨匠』です。どこかで見たことありませんか、この『変態』?」
「ノーコメント、ノーコメントだ!事務所を通してくれ!」



2017年9月11日月曜日

見てはいけないもの(その7)[M-Files No.1 ]




1966年10月2日(日)、広島市立皆実小学校の運動会の日、西に2つある校舎と校舎との間の皆実小学校の小さな建物の中で、昼休みに『事件』が起きたのであった。






皆実小学校の運動会は、『棒倒し』や『だるま運び』等の競技がどんどん執り行われ、昼休みとなった。

昼食は、休日なので給食ではなく、弁当であった。弁当は、児童たちは、運動場の家族席で自分の家族と摂る。

テントの下で、両親と茣蓙に座っての弁当は、特別感があり、弁当が美味い。

その『少年』は(6年生の児童だ)、小心者であったが、同時に調子者でもあった。普段は、親に怒られはしないかと常に怯えていたが、自宅でも来客がある等、特別なイベントがあると、途端に羽目を外すところがあった。

運動会での家族席のテント下での弁当は特別なイベントであり、『少年』は、羽目を外した。

弁当をあっという間に平らげた。まだ空腹感があることを母親は察し、

「あんた、これ、食べんさい」

と自分のおむすびを2つ、息子に与えた。

『少年』は、追加のおむすび2つも一気に、胃の中に押し込んだ。

それがいけなかった。

『少年』は催したのだ。

「マズイ!」

『少年』は思った。『大』の方だ。『大』は、学校でしたくない。自宅の便所以外で『大』はしたくなかった。

『少年』は、『大』をする時、ズボンだけでなくパンツも完全に脱ぎ去り、下半身丸裸でしゃがむのだ。

自宅では、便所に入る前に下半身丸裸になるが、学校ではそうはいかない。

便所の個室の中でズボン、パンツを完全に脱ぎたくない。脱いだものをどこに置けばいいのだ。学校の便所は綺麗とは云い難かった。特に、個室の中の床は濡れており、そんな所にズボンもパンツも置きたくはない。

便所は、汲み取り式で臭い。それも嫌であった。1960年代の日本は(少なくとも広島では)、自宅の便所も汲み取り式であった。しかし、自宅の便所の穴の中にあるモノは、自分と家族とのものだけだ。

しかし、学校の便所の穴の中にあるモノは、色々な奴の物が入っているのだ。そう思うと、自宅の便所以上に臭い、というか、汚穢に塗れている感じがしたのだ

だから、『少年』は、『大』は、学校でしたくなかった。

だが、その日、『少年』の校門、いや、肛門は『限界』に達した。

「便所行ってくるけえね」



『少年』は、両親にそう云い残すと、『便所棟』に猛烈なスピードで走って行ったのであった。


『便所棟』は、西に2つある校舎と校舎との間の小さな建物である。



(続く)





2017年9月10日日曜日

見てはいけないもの(その6)[M-Files No.1 ]



1966年、スポーツ劣等生であったエヴァンジェリスト君が、50m走で「6.9秒」という記録を出し、それが、スポーツ万能のイダテン君と同タイムであったことに、広島市立皆実小学校6年生の子供たちは、戸惑ってしまった。

広島市立皆実小学校6年生の子どもたちは、見てはいけないものを見てしまったのである。

同年(1966年)10月2日(日)、広島市立皆実小学校の運動会の日、皆実小学校4年生のある女子児童も、見てはいけないものを見てしまったのであった……..





1966年10月2日、広島市立皆実小学校の児童たちは、体操服に白帽赤帽とをかぶった者半々で、運動場に集っていた。運動会である。

運動場には、石灰で大きな楕円が描かれた。トラックである。その外側にも楕円が描かれ、更にその外には学校テントが幾つも建てられていた。


その日、『超マンモス校』の広島市立皆実小学校の運動場は、児童と先生と児童の家族たちで一杯であった。



『棒倒し』や『だるま運び』等の競技がどんどん執り行われた。




2200-2300人の児童が、各々、何競技か出場するので、競技運営は大変であったであろう。

そして、『事件』は、昼休みに、『そこ』で起きた。西に2つある校舎と校舎との間の小さな建物の中で起きた。



(続く)







2017年9月9日土曜日

見てはいけないもの(その5)[M-Files No.1 ]




白眼の中に黒眼があることがはっきり見て取れた。両眼共に、大きく見開いていた。

虹彩の中、瞳孔も拡がり、それが、少女の軀の状態を示していた。

『少女』の軀は固っていた。その場に立ちすくんでいた。

小学校4年生の女子児童には、辛すぎる状況であった。

1966年10月9日、広島市立皆実小学校4年生のある女子児童は、見てはいけないものを見てしまったのであった……..




『少女』は、『少年』を知らなかった。

広島市立皆実小学校は、全児童が、お互いがお互いを知っているということはなかった。『マンモス校』であったからだ。

いや、広島市立皆実小学校は、『マンモス校』というよりも、『超マンモス校』だった。

1966年の頃、1クラス40人余りの児童がいた。そして、各学年は、ほぼ9クラスあったので、2200-2300名の児童が皆実小学校にはいたのだ(今は、700人程度のようなので、今の3倍くらいの児童数であったのだ)。

『少年』は、担任の先生から、

「皆実小学校は、(児童数が)全国3位だ」

と聞いていた。

そんな『超マンモス校』なので、『少年』の方も『少女』を知らなかった。

いやいや、『少年』も『少女』も、その時、互いを知っているとも知っていないとも認識する状況、状態では全くなかった。

その日、1966年10月2日は、日曜日であり、広島市立皆実小学校の運動会の日であった




運動会の日、『少女』は、見てはいけないものを見てしまったのであった……..(運動会の日とはいえ、学校入口に綿菓子屋が店を開いていたのを見た、ということではない)


(続く)




 

2017年9月8日金曜日

『性意』ある回答を【週刊文春記者に迫られた場合の対処法】




「先生、誠意あるご回答をお願いします」

と、密会後の山尾議員に、週刊文春の記者が突撃質問したと知り、ビエール・トンミー氏が、エヴァンジェリスト氏に、iMessageを送ってきた。

「……んーん、ボクも行動には充分気をつけねば。ボクも今や、Blog『プロの旅人』のせいで(いや、『プロの旅人』のお陰、というべきであろうか)、『世界』が注目する存在になってしまったからなあ……日本は勿論、フランスだって、オランダ、ベルギー、スペイン、ポルトガル、カナダ、ブラジルだってどこだって、ボクの言動に注目していると聞いているからな」



エヴァンジェリスト氏は、間を空けず返信した。

「君は、堂々と、●●●子先生とは、男女の関係ではありません』と云えばいいのではないか」
「そうだ、『一線を越えていません』も使えるぞ。本当は一線も二線も超えたいので…….
おお、『性意』ある回答であるな。さすがである。山尾議員も、君を見習って回答すれば良かったのだ。

『イケメン弁護士とは男女の関係はありません。アナタ(記者)もご存じの通り、何しろイケメンな方ですから、残念ながら、と申すべきでしょうか。でも、もうどうせ疑われてしまってるのですし、どう弁明しても、疑惑は晴れないんでしょうから、今からイケメン弁護士と男女の関係になっちゃった方がいいかしら?あら,よく見るとアナタ(記者)もイケメンね。男女の関係になっちゃおうかな、アナタと。そうすると、アナタ、私の不倫疑惑記事なんて書かないでしょ。相手は複数、イケメン弁護士と『私(記者本人)』なんて、まさか書かないわよね?いや、マズイわね、冗談でも、そんなこと云っちゃ。私、公人なんだから、冗談でも云っていいこと、いけないことあるわね。それに、夫に聞かれたら大問題になってしまうわ。だって、夫とは男女の関係あるんです。それは正直に申し上げます。それも一度や二度の関係ではありません。まあ、最近は少し……あらま、いやだ、なに云わせるの』

なんて、『性意』ある回答をすればね」
「おおそうか!ボクも、この際、●●●子先生と男女の関係になっちゃった方がいいのかもしれんなあ」
「ワシと男と男の関係になるのだけは止めてくれよな」


(おしまい)