2018年12月6日木曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その47]







「は?ああ….」

ビエール・トンミー氏は、妻の質問を理解していなかった。

「アータ、どうしたの?ツバ飲み込んだりして」

ああ、そういうことだったのか。

「ん、まあ、そのお…..」
「もう直ぐ、お味噌汁、飲めるんだから我慢して」
「あ、そうだね」

いつの間にか、テーブルの上、目の前に、カップに入った味噌汁が置いてあった。

『調理体験』の前に、『うま味体験』があるのだ。

「助かったわね。ふふ」
「(ん?)」

また、松坂慶子に酷似した女性に酷似した女性かと思ったが、松坂慶子に酷似した女性に酷似した女性は、『うま味体験』の説明スクリーンを見ていた。

「私も大人になったら、網タイツ履こうかしら」
「(大人になったら….?)」



語りかけてきていた視線は、『ユキ』と呼ばれた少女のものであった。

「(んぐっ!)」
「ふん、やっぱり。ロリコンね!」
「(いや!...んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏は、再び、両手で股間を強く抑えた。


(続く)



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