「アータ、早く残りを食べて」
マダム・トンミーの言葉に我に返ったビエール・トンミー氏は、やや冷めた回鍋肉の残りを食べた。
「Cook Do®️」の回鍋肉は冷めても美味しかった。
「もう終りよ」
そうであった。出来上がった回鍋肉を食べ終え、「Cook Do®️」の調理体験は、もうお終いであったのだ。
「(ようやく解放される…..)」
『反応』しつつも、そのことで得もいえぬ『高揚』を味わいながらも、それ以上の『責め』に疲れ果てていたのだ。
「次は、写真撮影ですって」
マダム・トンミーから思いがけない言葉を聞いた。
「え?写真撮影?」
「そうよ、調理体験の記念写真よ」
「Cook Do®️」<回鍋肉用>のパッケージを拡大したものと、「Cook Do®️」という札と、そして、『自分で作ったよ⭐︎』という札が渡され、トンミー夫妻は、壁際に立ち、記念写真をとってもらった。
(続く)
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