「ふううーん!」
ビエール・トンミー氏が、鼻息を荒くした。
『内田有紀』に酷似した女性の夫が、『ムシャぶりつく』様子を想像してしまったのだ。
「アータったら、興奮しちゃって!さあ、もういいのよ、召し上がれ。お待ちかねのホイコーローよ」
「あ?....ああ…..」
股間はいきり勃ったままであったが、自覚する気持ちだけはなんとか鎮め、ビエール・トンミー氏は、ホイコーローを口にした。
「うん、美味い!」
「ええ、美味しいわねえ」
「Cook Do®️」の回鍋肉に舌が満たされ、ビエール・トンミー氏の股間が落ち着きを取り戻し始めた。しかし、その時、ビエール・トンミー氏は見てしまった。
「(んぐっ!)」
向かいの席に座る『内田有紀』に酷似した女性が、口を大きく開けたのだ。
「(んぐっ!)」
小さなおにぎりを食べようとしただけのことであったが、それを丸ごと『咥え』ようとした唇に、ビエール・トンミー氏は、『反応』してしまったのだ。
「(んぐっ!んぐっ!)」
「ふん!また、何を想像してんのよお!」
『ユキ』と呼ばれた少女が睨みつけて来ていた。
(続く)
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