<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サインはVクラス?(続き22)]
「ああ、先生!『国松』をお菓子だとお思いですか!」
生徒エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー先生に対し、如何にも嘆かわしいといった云い方をした。脱線を重ねていたようにも見えたビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『Vクラス』に関する講義は、ようやく『Vクラス』の元になっている商用車『Vito』が、スペインの『バスク地方』の州都の『Vitoria-Gasteiz』(ビトリア=ガステイス)で作られたものという、本来の講義に戻っていたようであったものの、『バスク』の『ビルバオ』談義へと脱線してしまっていたが、更に、話は『亀屋万年堂』へと大きく外れて行っているようである。
「まあ、お菓子にしてはケッタイな名前やな。まあ、和菓子の名前なん?と思うたんやが、違うんやな」
「『国松彰』さんですよ」
「え?人の名前かいな」
「まあ、先生は、プロ野球のことは全然、ご存じありませんものね」
「ますます分らんで。亀屋万年堂が、野球に関連しとるんは知っとる。『お菓子のホームラン王』で『王貞治』がCMしとったやろ。でも、『国松』の何がプロ野球なんや?『国松彰』いうんは、プロ野球選手なん?」
「ええ、『国松彰』さんは、讀賣ジャイアンツの選手でした。王、長嶋の頃に活躍した人です。その『国松彰』さんは、亀屋万年堂の創業者のお嬢さんと結婚したんです。で、『王貞治』にCMで出てもらい、ご自身がプロ野球引退後、2002年から2011年まで亀屋万年堂の社長もされていたんですよ」
「ほうそうなんかあ。でも、ワテにはぜーんぜん興味ないことや。その『国松』はんが、どう『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』に関係しとんねんな?『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』の売店で『ナボナ』売っとんのか?」
「『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』の売店で『ナボナ』販売ですか。なかなか面白い発想です。先生、スペインにも野球のリーグはあるようですし、中南米出身の選手が多く、それなりのレベルにはあるようです」
「ほな、スペインでも『お菓子のホームラン王』でいけるんやないか」
「しかし、スペインといえば、やはりサッカーでしょう。その国で『お菓子のホームラン王』と云ってもピンと来ないと思います」
「やったら、サッカーのなんちゃらにしたらエエんやないか」
「おお、さすが、先生!では、『ナボナ』は、スペインでは『お菓子のメッシ』がいいと思います」
「お菓子なのに『メシ(飯)』いうんが、ワテには理解できひんが、皆がそれや、云うんならエエんとちゃうか」
「先生、ノリノリですね。しかし、残念ながら、亀屋万年堂の『国松彰』さんと『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』には、多分、接点はないと思います」
「なら、どこの『国松』はんが、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』と関係あんねん?」
(続く)
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