2021年5月9日日曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その83]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サインはVクラス?(続き4)]



「ほほー、得意のお惚けですね」


『怪人』を知らぬというビエール・トンミー先生に対し、生徒エヴァンジェリスト氏は、反撃を始める。ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『Vクラス』に関する講義の最中に、エヴァンジェリスト氏は、今度は、『怪人』がベンツに関係していたのか、と云い出していた。


「この『怪人』を先生がご存じないはずはないでしょう?」




[参照:怪人、現る!….【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】



「な、な、なんや、このケッタイな男は!?」

「この『怪人』が着ているのと同じジャケット、ポロシャツを私は見たことがあるんですよ!」

「し、し、知らん!ワシは、何も知らんへんで!」

「何をご存じないと仰るのですか?私はまだ、この『怪人』が先生である、とは申し上げていませんよ」

「な、な、何にしても、このケッタイな男とベンツとに何の関係がある云うねん?」

「この『怪人』は、ベンツの『Eクラス』に乗っているんです」

「だろ…いや、だったら、『Vクラス』とか『Vito』とは関係ないやんけ」

「先生、『怪人』が口に当てているものは何ですか?」

「は?....マスクやないか」

「でしょ」

「何が、『でしょ』や」

「先生が仰ったではありませんか、『Vito』は『マスク』だと」

「はあああああんんん?!ええか、『Vito』は商用車なんやで」

「ええ、『商用じゃ』なんですね。『Vito』は、商用の『マスク』なんでしょ?」

「なんや、その商用の『マスク』ちゅうんは?ベンツが、マスク作るんかいな?」




「ああ、商用の『マスク』というのは、お店の人が着けるマスクのことではないのですか?私は、そう理解しました。で、新型コロナでパンデミックの世界に対して、ベンツほどの会社となれば、マスク製造に乗り出すのも不思議ではありません。だって、トヨタだってマスク製造しましたからね」

「なんか、あんさんの話聞いとると、『そうかもしれへんなあ。そうかあ、ベンツもマスク作るようになったんかいなあ』と思うてまいそうやで。そやけど、『怪人』のマスクには、『スリーポインテッド・スター』が付いとらへんかったで」

「それはそうでしょう」

「え?どういうことや?」




(続く)



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