2021年5月29日土曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その103]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サインはVクラス?(続き24)]



「だって、先生の方が、バスクのこと、バスクのビルバオで理解できないものがあるとして、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』を持ち出して来られたのではありませんか」


生徒エヴァンジェリスト氏は、自分に向けられた非難をビエール・トンミー先生にそのまま返した。脱線を重ねていたようにも見えたビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『Vクラス』に関する講義は、ようやく『Vクラス』の元になっている商用車『Vito』が、スペインの『バスク地方』の州都の『Vitoria-Gasteiz』(ビトリア=ガステイス)で作られたものという、本来の講義に戻っていたようであったものの、生徒エヴァンジェリスト氏によって、『バスク』の『ビルバオ』談義へと脱線し、更に、話は『亀屋万年堂』、そして、『石田国松』へと逸らされた、とビエール・トンミー先生が非難してきていたのだ。


「ああ、ワテが、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』のことを理解できひんのは、その通りや。もう云うたように、金属の『ドンガラ』の光沢が目立つケッタイな建物や。でもエエか、『ドンガー、ドンガラガッター』の『ハリスの旋風』の『石田国松』とは何の関係もあらへんで」

「『ナボナ』の『亀屋万年堂』の『国松彰』さんとも関係ないんですよね」

「もうその話はやめんかい。ええか、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』は、ホンマもんのニューヨークの『グッゲンハイム美術館』(正式には、『ソロモン・R・グッゲンハイム美術館』)とはえらい違いや。ニューヨークの『グッゲンハイム美術館』は、フランク・ロイド・ライトの傑作やな。昔からこの形よー知っとった。ワテ、一度行ったことあるで。最上階からスロープを降りてくる壁面全部が展示スペースやったな」



アップロード中: 195756 / 195756 バイトをアップロードしました。

「先生、フランク・ロイド・ライトの建築が素晴らしいことは確かですが、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』を設計した『フランク・ゲーリー』も優れた建築家ではないのですか?」

「ほお、『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』を設計したんは、『フランク・ゲーリー』ちゅうんか。また『デジタル・ハンター』したんやな。今度は、『下痢』話に持って行こうと考えてんやないやろな」




「おお、なんと『下痢』(クダル)なのに、『クダラナイ』発想でしょう。『フィッシュ・ダンス』ですよ」」

「アンタから『クダラナイ』云われたら、人間やめとうなるわ。で、何や、その『フィッシュ・ダンス』っちゅうんは?」

「神戸のメリケン・パークにある巨大な鯉のオブジェですよ。『フィッシュ・ダンス』も『フランク・ゲーリー』作なんですね。ななかな見事だと思いますが」

「神戸には何度も行ったことあるが、『フィッシュ・ダンス』っちゅうんは見たことないで。でも、なんで、メリケン・パークで鯉なんや?メリケン・パークちゅうんは、海辺やろが。鯉は、淡水魚やで」




(続く)



0 件のコメント:

コメントを投稿