2021年5月6日木曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その80]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サインはVクラス?(続き)]



「へえええ!『🎵みーんな、オイラが悪かったあ♪』(『悲しき願い』のメロディーに乗せて)」


ビエール・トンミー先生のiMessageによる講義の最中、生徒エヴァンジェリスト氏は、これもiMessageで突然歌い出した。ベンツの『Vクラス』に関係したビエール・トンミー先生の『ヴィトー』という言葉に反応したようであった。


「何、iMessageで急に歌い出すねんな?まあエエわ。あんさん、なんか知らんが、自分が悪かったと認めるんやな」

「ええ、ええ、私が勘違いしていたんですね。『Vクラス』の『V』は、バレーボールの『サインはV』の『V』からきたのではなく、『あしたのジョー』から来たのですね!まさか、そんなに深い由来があるとは思いませんでした」

「はああ?何の話や?」

「『あしたのジョー』ですよ、ボクシングの漫画、アニメの。私は、あまり興味が湧かず、見ていなかったのでよく知りませんが、最後の試合で判定負けしたジョーが、『真っ白に燃え尽きた』とかなんとか云ったんじゃないかと思います」

「何や、燃え尽きたんか?ジョーとやらは、火葬されて、真っ白な骨になったんか?」

「いえ、死んだか死んでないかは判然としない終り方だったようで、そこがまたいい、ということではないかと思います」

「それがエエんかエエくないんか知らんが、どっちにしても、そのジョーは、負けたんやろ。やったら『Victory』やないやんけ。それに、どっちにしょうが、『Vクラス』の『V』は、バレーボールやらボクシングやらの『Victory』の『V』やあらへん」

「『Vクラス』の『V』は、『Victory』の『V』だと思ったのは、私の早とちりでした。まさか『尾藤イサオ』から来ているとは思いもよりませんでした」

「なんやまたあ。なんで元ロカビリー歌手が『Vクラス』と関係あんねんなあ?ロカビリーちゅうて何か知らへんけどな」





(続く)




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