<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サインはVクラス?(続き3)]
「はああん?なんや、『ビトー』やてえ」
ビエール・トンミー先生は、iMessageによるベンツの『Vクラス』に関する講義の最中に、生徒エヴァンジェリスト氏が、『尾藤イサオ』に関して、『ビトー』と云ってきたことに疑問を抱いたようであった。
「あんさんも歳とったんやなあ。エエか、ワテは、『ヴィトー』云うたんやで。『ビトー』やあらへん」
「ええ、ええ、先生の仰る通りです。しかし、お言葉を返すようで恐縮ですが、日本人には、『ヴィ』と『ビ』の区別はつかないんですよ。例えば、『ヴェネチア』は、『ベネチア』だったり『ベニス』だったりするではありませんか」
「そりゃそやけどなあ。ま、『ヴィトー』でも『ビトー』でもかめへんが、『Vクラス』は、『ヴィトー・イサオ』とも『ビトー・イサオ』とも関係あらへんで。『Vクラス』は、『Vito』から来てんのや。『Vito』は、ベンツの商用車の名前や。『Vito』を乗用車にしたんが『Vクラス』なんや」
「またまた先生には大変失礼ながら、それでは説明になっていませんぞ」
「は?なんでやねん?」
「『Vito』って何なのか、ご説明頂かないと、『Vクラス』の『V』は、結局、何の『V』なのか、分らないではありませんか」
「ちょっと待ちいな。これから説明するとこやないけ。『Vito』はな、『バスク』や」
「ええー!ま、ま、まさか、あの『怪人』が、ベンツに関係していたなんて!」
「おいおい、また妙なこと云い出しよるなあ。なんや、『怪人』って?」
(続く)
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