2021年5月14日金曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その88]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サインはVクラス?(続き9)]



「先生は、『ワイシャツ』のことを『ワイシャツ』とお呼びなんですか?」


生徒エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー先生に対し、不満を隠さない質問を呈した。ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『Vクラス』に関する講義の最中であったが、何故か、『恥を知る男』談義から、『ワイシャツ』談義へと、どんどん脱線していっていた。


「え?そりゃ、そやろ。ワテは、間違うても『ワイシャツ』のことを『カッターシャツ』と云わんで」

「私の身近に『ワイシャツ』のことを『カッターシャツ』と云う男がいます。『ヒトサシユビK』です。『ワイシャツ』のことを『カッターシャツ』と云うののは、ええ、私も違和感があります。ちょっと古い感じがします。しかし、私、それ理解できるんです。関西では、『ワイシャツ』のことを『カッターシャツ』と今でも呼んでいるのではないかと思いますし、『ヒトサシユビK』は、関西の人間ですから。大阪の店先で、『カッターシャツ』と書いてあったのも見たことがあります」

「おお、ダサいでえ。ワテは、そう思うで」

「それは、先生が、怪しい関西弁を操るエセ関西人だからですよ」

「な、なんやてえ!」

「『カッターシャツ』というのは、元々は、『ミズノ(美津濃株式会社)』が大正時代に売り出したスポーツ・シャツだったようです。『勝った』をもじった名前だったそうです。それが、次第に、ビジネスで着用するシャツの名前にも使われるようになったようです。で、『ミズノ』は、関西の会社なので、西日本では『カッターシャツ』という呼び方が定着したように云われているそうです」




「ワテは、西日本出身やが、『カッターシャツ』なんて云わへんで」

「私の母親も『カッターシャツ』と云っていましたが、これは、昔の人間だったからなのか、元々、神戸出身だからからなのか、分からんカッター!」

「クダラン!」

「しかし、『カッターシャツ』はともかく、先生が、『ワイシャツ』のことを『ワイシャツ』とお呼びだったとはガッカリです」

「訳分らんで。誰かて、『ワイシャツ』云うやろ」

「『ワイシャツ』は、どうして『ワイシャツ』なんですか?」

「へ?」




(続く)




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