<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[アメリカ象のMクラス(続き7)]
「アラバマに…そう、そうだったんですね。アラバマ(州)といえば、『赤い州』ですものね」
生徒エヴァンジェリスト氏は、ベンツの『Mクラス』、通称『アラバマ』の乗車感が、象に乗っているようだ、というビエール・トンミー先生の会社の後輩の言葉から、象をシンボル・マークとする米国共和党に言及し、更に、今、iMessageで、アラバマ(州)に言及してきていた。
「へ?『赤い州』、ああ、共和党の強い州ってこっちゃな」
「それで、『アラバマ』の乗り心地は、象のようなんですね。でも、それだったら、『Mクラス』ではなく、共和党、『GOP(Grand Old Party)』の『G』は、『Gクラス』と重なるので使えないとしても、『Republican Party』の『R』で『Rクラス』とすれば良かったのに、何故、『Mクラス』なんですか?『Mクラス』の『M』の由来は何なんですか?あ、まさかあ…」
「なんや、なんや?またオゲレツなことでも考えてんやろ」
「いえ、理性的な解析です。象に乗っているような悪しき乗り心地に悦びを感じる、っていう意味で『M』なんでしょう」
「やっぱりそう来たかいな。あんさんのオゲレツは、ホンマ、治らんのやなあ。『M』はな、SUVと『Gクラス』の間のサイズ(大きさ)、つまり、『Mid size』の『M』ちゅう説もあるんやが、まあ、単なる記号やろな。『S』も『E』も、色々云われとるけどやな、結局は車種の記号や。『B』、『A』に至っては、完全に記号や。『Mクラス』の車種記号は、ただ『M』やのうて『ML』なんやが、その『L』はな、BMWに『M』ちゅうクルマがあるさかい、それと区別する為や。で、ただの記号やな」
「へええ。結構、テキトーなんですね。だったら、『Vクラス』にでもすれば良かったのに。『V』の方が、『Vicotory』で、なんか意味ありげでいいと思いますが」
「『V』は、あかんねん」
「え、どうしてですか?」
(続く)
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