「(いや、タクシー代の消費税のことでも云いたいのか?タクシー会社は、タクシー代の売上に対する消費税から、仕入で支払った消費税をやっぱり引くんだろうなあ。タクシーの仕入って、あ!ガソリン代なんかのことなのか?!ボクが、ガソリンの税金に関して不満を持ってることに関連して、タクシーのことを云い出したのかなあ?)」
と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏の意味不明な言について、自分なりの解釈をしようとしていると、そのエヴァンジェリスト氏から、思いもかけなかった人物の名前を挙げるiMessageが届いた。
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「アンタあ、お笑いとか興味ない思うとったんじゃが、『横山やすし』は知っとるんじゃろ?」
「は?『横山やすし』は、知ってるで。それがどないしたんや?」
「『横山やすし』いうたら、タクシーじゃろ?」
「ああ、むか~し、タクシーで暴言吐いて問題になったんやったな、確か」
「問題いうか裁判になって、刑事事件としては不起訴になったけど、民事訴訟で10万円の賠償金支払命令が出たんよ。その前には、暴言じゃのうて、タクシーの運転手さんに暴力振るうて有罪になったんじゃけどの(執行猶予はついたけど)」
「ワテ、タクシーの運転手さんに暴力なんか振るうたことあらへんし、暴言かて吐いたことあらへん。むしろ、『お疲れ様でした。有難うございました』ちゅう風に云うくらいなんや。ワテ、暴言やのうても、タクシーに限らんとサービス業の人に対して、『~して』とかタメ口叩く人間、大嫌いなんや。そのワテのどこが、『横山やすし』なんや!?」
「いやのアンタが『横山やすし』やあ、云うとるんじゃないんよ。アンタの『ケシカランで、ソレ』いう云い方が、『横山やすし』の口癖の『怒るで、シカシ』に似とるんよ。アンタの関西弁は、似非関西弁じゃけどの」
「なんやて!ワテの関西弁は、似非関西弁やて!ケシカランで、ソレ!...いや、誤魔化されへんで。アンサン、こうやってまた話をアラン方向に持ってこ、としと流やろ」
「いや、なんぼワシでも、『横山やすし』から『アラン・ドロン』に展開はせんで。それに、アンタあ、『アラン・ドロン』いうよりも、『ジェームズ・ボンド』と云われとったんじゃろ?『ジェームズ・ボンド』は、ワテらの若い頃やったら、『ショーン・コネリー』じゃの」
「エエ加減にしいや。ホンマ、ケシカランで、ソレ!まあ、『琴芝』の『ジェームズ・ボンド』と呼ばれとったんはホンマやけどな。やけど、そないなことより、問題は、『簡易課税制度』やで。その制度でも、ワテらが払うとる消費税がぜ~んぶ国に納められとらんやない、いうことは『ケシカランで、ソレ』なんやけど、おかしいんはそれだけやあらへん。なんで、『みなし仕入率』なんちゅうもんを適用させるんや。ちゃ~んと、支払うた消費税を引かせんかい。『みなし仕入率』80%いうんは、ようは分らんへんけど、なんか高過ぎるんやないんか?ケシカランで、ソレ」
「ギョっ!ギョっ!漁業協同組合!」
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「(ふん!他人のセリフをなんだかんだ云うくせに、自分の方がもっと寒いギャグを繰り返してるじゃないか!『ギョっ!ギョっ!漁業協同組合!』なんて、どうせ、どこかの芸人のギャグなんだろう。あ、『あのねのね』だろうか?いや、『あのねのね』って芸人ぽいけど、一応、歌手だったなあ。それに、なんか魚関係のギャグというかコミック・ソングを唄ってたとは思うけど…)」
と、ビエール・トンミー氏は、両眼を閉じ、『あのねのね』の魚関係の歌を捥いだそうとしたが、『魚屋のオッサンが屁をこいた….ブリっ』というフレーズを思い出せなかった。
(続く)
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