「(『座って排尿』の何が問題なのか、と訊いたのに、アイツは、それに答えず、自分は『座って排尿』しているが、ボクはどうなのか、と訊いてきた。誤魔化されないぞ)」
と、ビエール・トンミー氏は、あらためて友人のエヴァンジェリスト氏とのやり取りを振り返り、エヴァンジェリスト氏を追及するiMessageを送った。
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「で、何が問題や云うねん?アンサンもワテも『座って排尿』してんのやろ?せやったら、それでエエやないか」
「おお、ワシが「座って排尿」するようになったんは、どんなに気をつけてもトイレを汚すからなんよ。小便器でオシッコする時でも、オシッコは、予期せん方に飛んで、便器外に飛び散るけど、小便器のない今、家庭で普通に使うとる洋式トイレじゃと(まあ、和式トイレは、位置がもっと低いけえ、論外じゃけど)、オシッコは、よう気を付けても便器外に飛び散るじゃろ?」
「そないな汚い話せんでエエ」
「そうかあ、アンタにゃ、そうようなことはないんかあ。ワシ、それで今、調べたんよ」
「なんや、また、デジタル・ハンターしたんか」
「ワシ、男じゃったら、多かれ少なかれ、おんなじようなもんじゃろうと思うとったんじゃけど、ワシみたいにオシッコの線が、2本になるととか、もうちょっと散乱することがあるんは、普通じゃないみたいなんよ」
「アンサンは、いつかて普通やあらへん」
「ワシのみたいなんを、『排尿障害』で、『尿線分割』とか『尿線散乱』とかいうんじゃと」
「知らんでもエエ言葉や」
「『尿線分割』とか『尿線散乱』になる原因は、腫瘍とか結石とか奇形とかあるみたいなんじゃけど、ワシ、多分、腫瘍とか結石とかいった病気はないけえ奇形なんじゃろうかあ、思うんよ」
「どうでもエエがな」
「での、ワシ、なんかちょっと嬉しゅうなったんよ」
「は?アンサン、やっぱりアホか?」
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「(アホと云うか、アイツ、本当に普通じゃない)」
と、ビエール・トンミー氏は、1970年、『広島県立広島皆実高校』の1年7ホーム(クラスのことを皆実高校では『ホーム』と呼んだ。今もそうかもしれない)でクラス・メイトになった時から、感じていたことを、今、70歳になったアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に対して、あらためて感じた。
(続く)
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