2024年5月16日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その490)

 


「(あ、『還暦』の『かん』…そうかあ)」


と、ビエール・トンミー氏の脳裡に、ある言葉が浮かんできた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、肯定的ながらどこか嘲りの感じられるiMessageが入ってきた。



====================================


「アンタ、最初から、『恐羅漢山』の名前に関係する『あらかん』は、『鞍馬天狗』、つまり、『アラカン』こと『嵐寛寿郎』とは関係ないことは知っとったんじゃろ?」

「え?あ、ああ、知っとったで。当り前やないか」

「でも、アンタ、安易な省略言葉は好かんけえ、あっちの『アラカン』のことは云いたとうなかったんじゃろ?」

「あっちの『あらかん』?」

「ああ、アンタ、云いとうないんじゃろ。分っとる。『アラフォー』ならぬ『アラウンド還暦』で『アラカン』とは、口にしとうないんじゃ、アンタは」



「『アラウンド還暦』で『アラカン』?ああ…」

「云わんでええよ。どっちにしても、『アラウンド還暦』の『アラカン』も、『恐羅漢山』とは関係ないんじゃけえ」

「なんやてえ!関係あらへん、て!?」

「ほうよね。『伊藤祥司』さんとも関係ないけえ」

「あんなあ、ほんまエエ加減にせんか。また、知らん名前出してきよって。その『伊藤』はんは、『鞍馬天狗』の原作者かなんかなんか?」

「アンタもええ加減にしんさいよ。『鞍馬天狗』とは関係ない、云うたじゃろうがいね。ま、でも、アンタのことじゃ、そこんとこは、ふか~い意味があるんかの?『鞍馬天狗』の原作者は、『大佛次郎』じゃけど」

「ああ、『大佛次郎』はんやったか」

「ほほー、白々しいのお」


====================================



「(なんだ?また、ボクを持ち上げてみせておいて、すーっと身を引いて、ボクを下に、奈落に、落とすつもりか?)」


と、ビエール・トンミー氏は、毎度のことなので、友人のエヴァンジェリスト氏の言説への警戒心を抱き、手にするiPhone14 Proの画面を斜めに見るのであった。


(続く)






0 件のコメント:

コメントを投稿