「(だけど、アイツ、『M』であると同時に、『S』でもあるんだ。ボクを混乱させて『快感』を得ているに違いない!)」
と、ビエール・トンミー氏が、独りいる自室でながら、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏からの『ムチ』を警戒するように、iPhone14 Proを持たぬ左腕を防御の為、自身の体の前に、『くの字』にして上げた時、エヴァンジェリスト氏から、またもや混乱をさせるiMessageが入ってきた。
====================================
「『駄菓子業界の3M』の『M』は、会社名のイニシャルが『M』な有名な駄菓子会社3社なんよ。『チロルチョコ』の『松尾製菓』、『ベビーラーメン』の『おやつカンパニー』、「マーブルガム」の『丸川製菓』の3社なんよ」
「え?え?ええー?今、何、云うた?」
「もう一回、云うたぎょうか?ええね。よう聞きんさいよ。『駄菓子業界の3M』の『M』は、会社名のイニシャルが『M』な有名な駄菓子会社3社で、その3社いうんは、『チロルチョコ』の『松尾製菓』、『ベビーラーメン』の『おやつカンパニー』、「マーブルガム」の『丸川製菓』なんよ。ワシも知らんかったんじゃけど、この前、『カズレイザー』が司会しとるBS-TBSの番組『X年後の関係者たちあのムーブメントの舞台裏』で知ったんよ」
「アンサン、ほんまに惚けたんちゃうか?『松尾製菓』は、イニシャル『M』や。『丸川製菓』もイニシャル『M』や。でも、『おやつカンパニー』のイニシャルは、『O』で、イニシャル『M』なんは、2社だけやで、と説明すんも恥ずかしいくらいや」
「ああ、そこんとこかいねえ。アンタも細かいとこに拘るんじゃねえ。細かすぎる男は、オナゴはんに嫌われるで」
「細かいことやあらへん。根本的なことやないか」
「そう云うんなら説明するけど、『おやつカンパニー』の元の社名は、『松田産業』じゃったんよ」
「それなら、最初からそ説明したらエエやないか」
「いやの、根本的な問題は、『松田産業』でも『おやつカンパニー』でもないんじゃけえ。大事なんは、『松尾製菓』なんじゃけえ。『松尾製菓』の『チロルチョコ』のことを話しとったじゃろ?」
「せやったら、『3M』とか云わなんだらエエやないか」
「『松尾製菓』が『3M』の一つとされるくらい重要な会社じゃと云いたかったんよ」
「ほんまか?怪しいで。アンサン、『3M』が、今の社名やったら、『3Mにならへんこと知っとって。また話を逸らそう、ワテを揶揄おうと考えたんやないんか?」
「なんねえ。ワシが、アンタを『おもちゃ』にしとるみたいなこと、云いんさんなや」
「ゲッ!『おもちゃ』!?」
====================================
「(アイツ、『おもちゃ』!とカッコ書きしてるんだ!)」
と思いながら、ビエール・トンミー氏は、自身がアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に『弄ばれる』様を思い浮かべてしまい、身震いした。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿