「(『ポンポン菓子』のようなものを『パフ』というとは知らなかったから、まあ、勉強になったといえばそうだが、『ライスチョコレート 』なんて全く記憶にないし、それを作った『東京産業』もどうでもいい)」
と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏が『東京産業』なる会社を持ち出してきた意義を否定する気持ちを抱いていると、エヴァンジェリスト氏から、そに気持ちを悲観するiMessageが入ってきた。
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「アンタあ、ワシが、『倒産』から『東京産業』のことに触れたんをくだらんシャレじゃあ、とでも思うとるんじゃろ?」
「ああ、思うてるで。実際、くだらんやろ」
「違うんよ。『東京産業』は『トーサン』云われとっただけじゃのうて、『倒産』もしたんよ」
「へ?」
「厳密には、『自主廃業』らしいんじゃけど、経営危機からの『廃業』じゃけえ、実質、『倒産』したんよ」
「ふん、『トーサン(東京産業)』が『トーサン(倒産)』かいな。シャレにならへんな。けど、どっちゃにしても、ワテにはどうでもええことをなんで説明するんねん?」
「そりゃ、『伊藤祥司』先生いうたら、『倒産』じゃろうがあ」
「なんや、その先生はん、自分の会社を倒産させたんか?」
「余計なこと云いんさんな!」
「余計なこと?」
「そこんとこは、深入りしんさんな。要するに、『伊藤祥司』先生いうたら、『あらかん』じゃけえ」
「なんや、『伊藤祥司』はんは、やっぱり、『アラカン』こと『嵐寛寿郎』で有名な『鞍馬天狗』を書いた『大佛次郎』の別のペンネームなんか?」
「アンタもくどいのお」
「なんやてえ!」
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「(アイツ、云うに事欠いて、ボクのことを『くどい』だと!)」
と、ビエール・トンミー氏は、iPhone14 Proの画面の向こうにいる、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に対して、牙剥く野獣の如く、大きく口を開き、歯茎を見せた。
(続く)
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