2022年8月14日日曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その59]

 


「アイツ曰く、『ここはベンツと違うとこやな』なんだそうだ」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員が、少々辟易とシテいることも構わず、エヴァンジェリスト氏は、iMessageで、友人であるビエール・トンミー氏の論を紹介する。


BMWの3シリーズに乗ってる人(比較的若い)は、3シリーズを5シリーズの格下とは必ずしも思ってない、ということに言及しているのだった。


「『ベンツには純然たるヒエラルキーがある。「Eクラス」は「Cクラス」より偉いという血の掟があるんや』と、アイツは、胸を張るんだ」

「まさに『クラス』講座ですね」

「『Eクラス』が『Cクラス』より偉いのは、『「Cクラス」は”sporty”やけど、「Eクラス」と同じ”laxuary”も目指してるんや。せやからlaxuaryの視点から見ると「Eクラスの方が上やで』という価値観が存在するんや』なんだそうだ」

「あの方は、お乗りになっている『Eクラス』が本当に誇りなんですね」

「で、結論としてはだ、『少なくともBMWには「ワテ金持ってるから3シリーズより5シリーズに乗るで」という考え方は余りないな。5シリーズが大き過ぎて”sporty”のカテゴリーからは外れるからや』ということなんだそうだ」

「で、詰まるところ、あの方は、お見せ頂いた写真の通り、BMWでも『5シリーズ』にお乗りになったのですね」

「ああ、もう一枚、写真を見せてやろう」




「おお、こちらも!?」



(続く)




2022年8月13日土曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その58]

 


「ベンツが、日本の金融庁の金融機関対策や経済産業省の中小企業対策と関係ある訳ないだろう!」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員宛のiMessageで、エヴァンジェリスト氏は、いら立ちを見せた。


「いえ、アナタが、ベンツのEクラスがベンチマークだということから、金融庁の『ベンチマーク』や経済産業省の『ロカベン』のことを話され始めたのではありませんか」

「その気色悪い『ロカベン」とかいう云い方を止めろ。君が、ベンチマークとは何か、訊いてきたから、誤解のないように、金融庁の『ベンチマーク』や経済産業省の『ローカルベンチマーク』のことを話しただけだ」

「相変らず、話が長いというか、直ぐに関係なさそうな方向に話を派生させていきますね。その方が、『プロの旅人』の回数を稼げるからですか?どうせ、アナタと私のこのiMessageのやりとりも『プロの旅人』に転載するんでしょう?」

「そんなことは、『プロの旅人』氏に訊くんだな。ワシは、知らん。クルマのベンチマークとはなあ、色々なクルマを比較する時の標準モデルとなるクルマのことを云うんだ。標準となるということは、当然、完成度が高くて、他のクルマを製造する時の目標となるクルマといってもいい」

「ああ、そういうことなんですね」

「で、話はそこからだ。さっきも云ったように、アイツ曰く、『Eクラスをベンチマークとする車(5シリーズ、AUDI A5)はカテゴリーとしては “the sedan”の分類や』なんだそうだ」

「ようやく話が戻りましたね」

「然るに、更にアイツ曰く、『一方で別のカテゴリーとして”sporty”があってこのベンチマークが3シリーズでCクラスやAUDI A3がこのカテゴリーや。せやから、3シリーズの代替が5シリーズではないんや。BMWは元々3シリーズと5シリーズはターゲットが違うんや。これはBMWのユーザーもそう思っていて3シリーズに乗ってる人(比較的若い人やな)は、3シリーズを5シリーズの格下とは必ずしも思ってないんや』なんだ」



「ああ、なんだか、『プロの旅人』でグダグダと連載されていた<【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男>みたいな説明ですね」



(続く)




2022年8月12日金曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その57]

 


いえ、私、『舘プロ』の常務取締役である齋藤厚子』さんが、アナタを『舘プロ』に誘っている、とは申し上げていませんが…」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、少々面倒臭くなってきた感を漂わせるiMessageをエヴァンジェリスト氏に送った。


「『厚子さん』は、ワシの携帯の電話番号はご存じではないだろうからなあ」

「あ、それって、『まき子夫人』の時と同じ、お得意のセリフですね!」

「ワシには今、『スーパー・マン』の任務で忙しいのだ。『スーパー・マン』の任務を怠ると、スーパーのお客さんは、カゴやカートを使うのに困るんだ。だから今は、『ロケベン』を食べている場合ではないのだ。おっ、そうだ。ワシは、そもそも『ロケベン』なんて云っていないぞ。『ロカベン』だ」

「では、『ロカベン』って何なんですか?」

「おお、ようやくちゃんと聞き取ったか」

「何度も申し上げますが、書き文字のiMessageで聞き取りも何もないでしょうに」

「『ドカベン』ではなく『ロカベン』だからな」

「くどい!」

「『ロカベン』は、『ローカルベンチマーク』の略だ」

「ああ、そんな風に言葉をすぐに省略するのは、あの方、大っ嫌いです」

「ああ、知ってるさ。ワシも嫌いだが、『ローカルベンチマーク』を提供する経済産業省自身が、略称として『ロカベン』といっているんだから仕方あるまい」

「これも、お役所関係ですか?」

「そうだ。『ロカベン』は、確か2018年頃からだったかなあ、経済産業省が出した企業の健康診断、というか経営診断ツールなんだ。Excelのシートで、財務分析のシートと商流・業務のフローを整理するシート、非財務のシートからできているんだ」

「あのお、そんなの興味ありませんが」

「ワシも興味はない。財務分析のシートなんか、安全性とか収益性、効率性といった6つの財務指標でレーダーチャート表示する、いかにもな財務診断ツールだ。『ロカベン』は、まあ、対象を主に中小企業としていると思うが、中小企業の財務分析に比率分析は適切ではない。まあ、中小企業の財務の実態を知らない奴が作りそうなシートだ。ふん」




「金融庁の『ベンチマーク』とか経済産業省の『ロカベン』とかが、ベンツのEクラスがベンチマークだということと関係あるのですか?」



(続く)





2022年8月11日木曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その56]

 


「それをワシの口に云わせるのか?照れるじゃないか」


と、iMesage上ながら、エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員に対して、言葉通り、照れて見せた。


ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員に、『石原プロにいた「齋藤厚子」さんが、どうして今、アナタを「舘プロ」に引き摺り込むのですか?』と問われたのだ。


「いえ、そういうことではありません。アナタご自身が仰るまでもないことなのは、承知しています。ええ、あの時、アナタが石原プロ入りしていれば、石原プロは解散することなく、今も存在し、いや、ただ存在するだけではなく、再度、黄金期を迎えたであろう、と云われていることは存じ上げています。アナタには、ぞれだけのスター性があることは、悔しいですが、認めざるを得ません」

「いや、ワシももう70歳を目前にした爺さんじゃ」

「水谷豊だって、もう70歳ですよ。でも、まだ第一線で活躍されています。そうだ!アナタ、水谷豊の後継者として『相棒』の主演をするのではないかとも噂されていますよね!?」

「いや、『豊さん』からは、まだ何も云われていないぞ」

「『豊さん』?まだ?...いや、そういうことではなくって、アナタが芸能界で待ち望まれている存在であることは分っていますが、私がお訊きしたいのは、アナタを芸能界に誘うのが、齋藤厚子』さんなのか、ということなんです。『齋藤厚子』さんはもう、石原プロにはいないんでしょう?」

「ああ、君は知らんのか。君の取材対象はアイツで、アイツは芸能界に興味は全くないからなあ。仕方ないだろう。教えてやろう。『齋藤厚子』さんは今、『舘プロ』にいらっしゃるはずなんだ。確か、常務取締役ではなかったかな?」

「ああ、そういうことなんですね」

「『舘プロ』は、石原プロと同じように、「十勝製餡(あん)」の「十勝おはぎ」を差し入れに使うそうで、どうやら石原プロのDNAを受け継いでいるらしいから、ワシを『舘プロ』に、という齋藤厚子』さんの気持ちは、分らんではないんだが…」





(続く)




2022年8月10日水曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その55]

 


「どうして、弁当の話になるのですか?」


と、故意か勘違い(読み違い)かは不明であるが、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、『ロカベン』を『ロケベン』と、つまり弁当と捉えたiMessageの返信をエヴァンジェリスト氏に送付した。


「君は、本当に態とらしいなあ。ワシは、結局のところ、石原プロ入りしなかったから、『ロケ弁』を食べることはなかったんだぞ」

「しかし、石原プロの精神を受け継ぐ『舘プロ』に入るのではないか、と今ももっぱらの噂ですよ」

「『厚子さん』が、そう云っているのか?」

「え?『厚子さん』?」

「何を惚けているんだ。ワシを『舘プロ』に引き摺り込もうと考えるとしたら、『厚子さん』じゃないのか?」

「『まき子夫人』ではないのですか?」

「石原プロを畳んだ『まき子夫人』のことは、もう静かにして差し上げろ。君は、『厚子さん』を知らないのか?『西部警察カラオケ』で当てた人だよ」




「ああ、『プロの旅人』で読んだことがあります。石原プロにいらした『齋藤厚子』さんですね?」



(参照:【いよいよ、石原プロ入りか?】『西部警察カラオケ』のヒットと『わたしの日々』連載中止とが意味するもの



「そうだ。その齋藤厚子』さんだ」

「しかし、石原プロにいた『齋藤厚子』さんが、どうして今、アナタを『舘プロ』に引き摺り込むのですか?」


(続く)





2022年8月9日火曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その54]

 


「アイツ曰く、『Eクラスをベンチマークとする車(5シリーズ、AUDI A5)はカテゴリーとしては “the sedan”の分類や』」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員宛のiMessageで、エヴァンジェリスト氏は、友人ビエール・トンミー氏の『論』を紹介する。


「ああ、その似非関西弁、あの人らしい言い方ですね。でも、『ベンチマーク』って何です?」

「『ベンチマーク』といっても、色々あるんだ。金融庁は、2016年に『金融仲介機能のベンチマーク』というものを発表したんだ」

「はああ?」

「それはな、各金融機関が、金融仲介機能をちゃんと発揮しているかどうかを評価する指標を、金融庁が公表して、金融機関に報告を求めたんだ。まあ、余計なお世話だ。お役所は良かれと思ってか(つまり、金融機関にちゃんと金融仲介機能、そう、融資をさせようと考えてか)、そんな指標を公開して、報告を求めたんだろうが、その結果は、各金融機関は、融資をちゃんとすることではなく、当局対策(お役所対策)を抜けのないようにすることを考えるようになる訳だ。ちゃんとした金融機関は、お役所からそんな指示を受けなくても、ちゃんと融資をするものなのに、報告を求められると、融資をちゃんとすることよりも、先ずは、どう報告すれば、お役所から文句を言われないようにということばかり考えるよになってしまうんだ。親がガミガミ煩いと、子どもは親の顔色ばかり窺うようになるという理屈さ」




「何を仰っているのか…」

「ああ、『ベンチマーク』には、『ロカベン』もあったな。今でもあるのかもしれんが」

「『ロケベン』?」


(続く)





2022年8月8日月曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その53]

 


「品のあるあの方が、シロナガスクジラなBMWに乗る姿なんて、想像できません」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、iMessageで、エヴァンジェリスト氏に異を唱えた。


「ワシはよくは知らんが、総てのBMWがシロナガスクジラという訳でもないだろう。控え目な『キドニーグリル』のBMWならいいのではないのか」

「しかし、どちらにせよ、『走るための車』はお嫌なんでしょう」

「ああ、君は知らないんだな。あれは、君がまだアイツを取材対象とする特派員に任命される前のことだからな」

「何かあったんですか、あの方とBMWとの間に」

「この写真を見るがいい」




「おおー!こ、こ、これはあ!?」

「伊豆らしいぞ」

「いえ、場所ではなく…」

「ああ、『5シリーズ』だ。君も知っているだろうが、BMWには、『1』から『8』までだったか、『シリーズ』という車種の違いがあるんだ。ベンツの『Eクラス』に相当するのが、『5シリーズ』らしい。アイツは、間違っても『3シリーズ』には乗らんだろう」

「ああ、『3シリーズ』って、ベンツでいうと『Cクラス』なんですね?」

「ワシは、クルマには興味はないから、よくは知らんが、『3シリーズ』と『Cクラス』とは比較対象されるらしいが、アイツに云わせると、そう単純なものでもないらしいんだ」

「え、そうなんですか?」


(続く)